たまにはひと息つくのがいい。時間はゆっくり使うのが良いんだと思います。
人生の呼吸の数が決まっているとしたら、呼吸はゆっくりした方が良いわけで、時間はそのように使うものなんです。
例えば、1秒かけて吸って1秒かけて吐くより、2秒かけて吸って2秒かけて吐いた方が良いわけです。1回の呼吸が倍になった分、人生の時間も倍になるんです。
1つの周期を、速く使っても遅く使っても1周期は1周期ということなんだったら、1周期は長い方が良いんです。
何をするにも時間をかけるんです。逆に言えば、何をするにも速くやろうとしない事です。速くやろうとし過ぎると、時間は慌ただしく過ぎていってしまい、あっという間に時は過ぎます。
頭の中で思考が巡って、速く巡り過ぎて、ある意味まともに考える事も出来ず、それは結局何も考えないのと同じなんです。
ただ頭が回転しているだけで、大して考えも進んでいなくて、同じ思考パターンを繰り返して、時間は良いように使えていないんです。
ある意味において、時間はたっぷりあるんです。慌てなくても、時間はたっぷりあるんだから、たっぷり使って有意義な時間にするんです。
振り返ってみると、人生にとって重要な出来事というものは、急いだところで起こっていないんです。
労力をかけた割に重要な気づきや出来事は起こっていなくて、むしろ、ふとした時に良い気づきがあったりアイデアが生まれたりした時に起こっているんです。
いかに有効に時間を使っていなかったか、という事に後になって気付くんです。
この重要な出来事の為に、急いだ割にはかなり時間が経ってしまっていて、有意義な時間として使った時間は実際にはほんのちょっとだったわけです。後になって反省したり後悔したりするんです。
ですから、急いでもしょうがないんです。急いでも実を結ばないんです。
きっとそれは、時間のかけ方を間違えていたんです。時間が無いから急ぐのではなく、急ぐから時間が無かったわけで、時間はゆっくり使ってはじめて、時間として機能するんです。
ですから、時間をかけるんです。ゆっくりと時間を使う事で時間の力は発揮されるんです。
1秒かけていた事をこれからは2秒かけていいし、3秒かけてもいいかもしれないんです。
時間はそのようにして初めて時間として機能し、有意義となるんです。
だから、時間はかけられるだけかけたらいいし、ゆっくり使ったらいいし、丁寧に使うものなんです。
そのようにしてわたしたち人間は、人類史という長い歴史の中で、時間を作ってきたんです。