自分自身は、自分が行動して体験した事で作られていくという事を考えると、当然のことながら、今自分が何をするか、という事が重要になるわけです。
ぼうっと何も考えずに過ごしても、それはそれでいいのですが、今この瞬間も自分にとっては重要であるわけだから、今を軽視して過ごすわけにはいきません。
とは言え、今この瞬間、一時も気を抜かず過ごし続ける、なんて事ではありません。そんなに気を張り続けると、それはそれで不自然で、その体験が自分を変な風に作ってしまいかねません。
ただ、常に体験とともに学んでいるわけですから、この瞬間の体験は大切である事は間違いありません。
人間は学習する生き物ですから、どんな瞬間もある意味常に学び続けているわけです。何の体験が自分にどのような学びをもたらせているのか、もはや分かりません。
意識的に、何を学んでいるか、認識している事もありますが、無意識下でも何か学んでいる事はあるはずで、その意味で、身体全身で学んでいるわけです。
頭だけで学んでいるわけではありません。
習慣は頭だけではなく身体にも身についていきますから、学びとは、そもそも、考えて学ぶ、といった単純なものではないんです。
自分自身の行動すべてが、身体全体の体験となって、意識、無意識に関係なく、学び取るんです。
外を歩くだけで、足は歩く事を学ぶし、立っていたって足は立つ事を学ぶし、だから、良い姿勢も悪い姿勢も身体はちゃんと学ぶんです。
自分の行動から学んでいる全体のうちのどれだけの割合が、意識的に気付けているのかというと、ひょっとしたらほんの少しかもしれなくて、ほとんど無意識に、勝手に、学んでいると言えるわけです。
意図とは関係なく、全ての行動と体験から、自動的に学んでいるんです。
歩き方に気を遣わず、変な歩き方を、毎日のように無意識にやっていたとしたら、変な歩き方を身体は強固に学ぶわけです。
そのようにして、無意識に過ごしていると、ほとんどの事は、変わらず学びを重ねているわけです。
ですから、自分自身を変えていきたいと思うなら、意識的に、自分の行動を変えてあげる事が大切なんです。そうすれば、行動を変えた分だけ、体験も変わるとともに、学習も変わるんです。知らず知らずのうちに、新たな学習をしているんです。
その意味で、今のこの瞬間、何をするか、どう行動するかは、とても大事です。それによって、新しい体験とともに、新しい学習が始まるんです。
そのようにして少しずつ自分を変えていく事が出来るんです。