人は常に学習しています。昨日も学習しているし、今日も学習しています。
全ての体験のプロセスを通して、人は学習しています。自分のパフォーマンスは、それまでの学習の結果です。ですから、今まさに目の前で起こっている体験に集中して取り組む事が大事です。
確かに、昨日までの自分はいまいちだったかもしれません。でも、昨日までの自分がいまいちだったからと言って、今日は今日であって、今どうするかを考える事が重要です。
今、目の前の事について、きっと何かしら工夫のしどころがあります。どう考え、少し変えてみるか。何かやりどころはあるはずです。
今までの自分であれば、そこでどうにもできなかったかもしれません。ですが、この局面において、何か上手く手を打てるかもしれません。だから、考えるんです。
今まさに、この体験を通して、何かを学び取ろうとしています。体験そのものが、身体を通して、知性の全てを活用して、身になっていきます。
学習の過程を中心としてみると、目の前の事に対する取り組みの一瞬一瞬が、学習であり、身につき、自分自身を変容させていきます。だから、どんな体験も、そのプロセスを通過する中で学習されていく事になります。
そのような意味で、目の前の体験は貴重です。体験は体験であって、いつでも、どの瞬間も、全てが体験です。その体験をどのような体験にするか、体験として通り抜けるか、くぐり抜けていくのか、その事が、自分に身になっていくわけです。
私たち人間は、体験をする生き物です。自分の体験を生き、体験とともに、自分の思考や感情を総動員し、あるいは、強制的にそれらが総動員されて、そのようにして、そのプロセスをくぐり抜けていきます。そのようにして、リアルを生きています。
その体験は、そのまま学習の過程でもあります。まさに今その体験をしながら、その体験の中で、思考や感情を総動員しながら、自分自身をも変えていきます。変容を促されます。
その結果として、それ以前までの自分から今のこの瞬間の体験を通して、学習が起こっているわけです。
体験と学習はセットで起こっています。同時並行で起こっています。体験と学習は独立した事象でありながらも、混じり合いながら起こっているわけです。
昨日までの体験の全て自分は確かに成り立っているかもしれません。ですが、その昨日までの自分が、今日の体験を通して、また新たに何か学び、身につけ、新た自分になるわけです。
常に、いままさに変容を遂げているわけです。