なかなかしっかり自分と向き合うのが難しいわけです。
何かそわそわして、自分以外の何かを期待してしまっていて、落ち着かないわけです。
大切な事は、しっかりと自分と向き合って、しっかりと考える事です。頭ではそのようにすべきだと分かっているのに、知らず知らずのうちに、落ち着かない感じになってしまうわけです。
自分が想像しているより、自分は意外と落ち着いていなくて、ただじっと今の状態を感じて静かに物事を考えればいいだけなのに、無意識に落ち着かないわけです。
きっと、自分が息をしている事も忘れているんだと思います。自分が自分でいる事も忘れているんだと思います。
無意識に何かに囚われていて、落ち着いてまともに考えられていないんだと思います。
人間とはそういうもので、冷静なつもりでいても、全然冷静ではなくて、しっかり考えられていないんです。
すぐ何かに囚われて、何かを気にして、移り気で落ち着かずに、結局何も考えていないのと同じようになってしまうんです。
物凄く短い時間で、頻繁に何かを考え、考える事を変え、思考の断片みたいなものをただ短いスパンで刻んでいるんです。それは、考えていないと同じです。そして、ただエネルギーだけは消耗しているんです。
人間の感じる時間は、もっとゆっくりでいいんです。人間が刻々と生きている時間は、もっとゆっくりとしたものでいいんです。
自分が思っているよりはるかにゆっくりとしたペースでいいし、自分が今何かを感じている、という事を認識する事が大切なんです。
全然落ち着いていないものだから、きっと何も手につかず、考えも深まらず、広がりもせず、同じ事をぐるぐると考え、随分と時間が経ち、そして、何も変わっていないどころか、頭が混乱しているくらいです。
それだったら、何も考えない方が良かったくらいで、「無」の状態でしばらく過ごしたって良かったくらいです。
ちょっと、「今」の状態で、立ち止まって良いんです。立ち止まって時間を止めてしまうくらいでいいんです。
ずっと、水の流れのように、絶え間なく流れ続けているから、というより、流され続けているようなものだから、それは、自分を感じるどころか、自分がどこにいるかなんてわからなくなっているんです。
もっとゆっくり過ごしていいし、何もしなくてもいいくらいで、自分が思っているより時間をゆっくり感じていいんです。ずっと何かに囚われ、気にし続けても、きっとどこにも行けないんです。