人は、人とともに生きる生き物であるとはいえ、多くの人と関わっているから良いとは限りません。人が好きだから、多くの人間関係の中に居るとは限らないのです。
むしろ、人とより良く関わる為にも、あるいは、関わりたいがゆえに、自分を見失わないように、多くの人と関わらないわけです。
人間の事が好きがゆえに、多くの人と関わらないという事です。
現代は、情報が過多な時代です。ただでさえ、多くの人と実際に関わる事の多い現代ですから、インターネットをはじめとする情報は、人との関わりの過剰にします。
ですから、ますます、独りで居る事が大切になります。自分を見失わない為にも、自分を保つためにも。
一方で、自分を自分で保つ多くのツールもたくさんあります。
世の中にある多くの知識は、自分を自分で保つ有力なツールです。知識は確かに自分でいる事を助けます。自分で生きていく事も助けます。自分を豊かにもしてくれます。
本は昔からありますが、映画やドラマなど多くのエンタメは、娯楽という側面とは別に、自分自身の「物語」を生成するメディアとも言えます。媒体です。
そのような中で、自分自身の想像や理解や、それから生まれる主観的な世界を構築できます。人間は主観的ですから、物語の生成は自然とやっています。自分の物語が豊かである事は、自分自身の生きやすさにもつながります。
自分と向き合う事は、自分を保つ上で重要です。自分と向き合い、自分と対話し、自分の感情を知る。他人に頼らず、自分を自分で上手にコントロールする。そういった事も重要であり、可能です。
結局、そのようにして、自分が自分でいられる事が、人との関わりの質を良くします。自分を上手く保てるという事は、人との関係も上手く保てるという事です。
ですから、無理に多くの人と関わろうとする必要はないんです。無理にそんな事をしても、自分にとっても良くないし、周りの人にとっても良くないわけです。互いに良くないわけです。
自分と他人は違います。多様です。ですから、自分自身の生き方はもっと尊重されていいし、もっと自分が思うように生きようとしても良いんです
その事が結局自分の為だけではなくて、他の人の為にもなるんです。そして、その延長として、より良い人間関係が形成されるんです。
人は、もっと自分でいられます。思っているより自分でいる事が出来ます。人との関係性、人間社会、そのような事を考えると、ますます自分でいる事は大切です。