人は、メンタル的に辛さや苦しさを感じつつも、それが何によるのか、分からない事があります。分からないから気にはなりつつも、そのままにして過ごしてしまうわけです。ですが、漠然とした苦しさは継続するわけで、知らず知らずのうちにエネルギーは消耗するわけです。
つらさの原因が分からないから、手の打ちようが無いわけですが、それでも、つらさは続くので、それを回避する為に、ちょっとした喜びや幸福感を求めるわけです。
脳はストレスがあると楽になりたいですから、いわゆるちょっとしたご褒美でガス抜きをするわけですが、根本的な問題が解決していないから、しばらく経つと、またつらくなってくるわけです。
実際のところ、現状維持というわけにはいかない事態であるわけです。
ですから、ガス抜きやご褒美など、ちょっとした喜びや幸福感でその場対応を続けていても、それではダメで、やはり、自分の根本的な問題に向き合わざるを得ないわけです。
自分のつらさや苦しさに自分自身で向き合って、その原因を明らかにしないといけないという事です。
自分のつらさに向き合うのは、きつい事ではありますが、もはやそれを見ないふりにはできません。
ずっと、人生を変えられないまま、つらさの根源から目をそらし続け、そして、ずっと不全感や漠然とした絶望感を抱えたまま生きていくという事はできないわけです。
一体自分のこの苦しみの原因は何なのか、1日や2日では明らかにはならないかもしれません。ですが、時間をかけて、自分にじっくり向き合って、明らかにするんです。
少し明らかになった時、つらさを鋭く感じるかもしれませんが、それでいいんです。
その時、少し自分の抱える深い苦しみが解放されます。そして、解決につながる糸口が見つかるわけです。
それでも、自分と向き合うんです。向き合って、自分の心の声を聞いてあげるんです。今日聞こえなくても、明日聞いてみるんです。明日は心の声が聞こえるかもしれません。
自分の苦しみは人生を好転させる源になります。苦しみを抉るのは辛い体験ですが、それを通り抜ける事で、必ずより良い人生になります。
自ら内面に向き合い、自己変革を起こすんです。苦しさを曖昧なままにして現状維持を続けるのではなく、深いところにある苦しみに向き合って、明らかにするんです。
遅かれ早かれ、自分の苦しみと向き合わなければなりません。向き合って、その気持ちに寄り添って、心の声を拾って、明らかにするんです。それが、自己変革につながるんです。