自分を変えたいという願望は、誰しもあるのではないかと思うわけですが、そのような渇望から、自分を取り囲む環境を変えたいと思ってしまうわけです。
住んでいる場所を変えたいというのもそのひとつで、場所を変える事で、確かに自分自身の状態が大きく変わるわけです。
人は住んでいる場所の影響をいかようにも受けるし、それは地域やその文化の影響も受けるし、そこに住んでいる人たちの影響も受けます。
人はそのような事に無意識に合わせて自分を適応させているわけですから、住んでいる場所を変える事で、自分自身を変えられるわけです。
場所だけでなくても、仕事を変える事も自分に対して大きな変化をもたらすわけです。仕事をするには仕事場に行くわけで、また、会社や組織の中で働いているわけで、仕事を変える事は、仕事そのものだけではなく、仕事に関わる場所や人間関係をも大きく変えますから、その事によって、自分自身を大きく変えられるわけです。
その意味で、人間関係を変える事は、大きく自分自身を変えられます。
人に対して、人は一人一人対応が違うし、組織に対してもみなと上手くやっていけるように自分を適応させているわけですから、人間関係を変えた時の自分自身に対する変化は大きいわけです。
そして、どのような変化にしても、結局変化させたいのは、自分自身であるわけです。自分自身に変化を起こしたいわけです。
逆に言うと、環境を変えても、場所を変えても、仕事を変えても、人間関係を変えても、自分自身が変わらなかったら、結局意味が無いわけです。
本当に変えたいのは、自分自身であるわけですから。自分自身が変わらなかったら、全く意味が無いわけです。
根本的に変えたいのは、自分自身です。本当に変えたいのは、環境でも場所でも仕事でも人間関係でもないんです。
自分自身を変えたいんです。
そして、それは自分の住んでいる住所でもなく、仕事上の肩書きでもなく、人間関係上の役割ではないんです。自分自身です。
自分自身であり、自分の内面であり、自分に対する自己認識であり、自分のものの見方であり、自分自身が考えている事であり、自分自身の精神状態であるわけです。
自分が真にどのように生き、どのような事をやり、どのような事を大切だと思い、どのような事を信じるのか、そういった事を変えたいわけです。何か余計な事に囚われている自分を変えたいし、ネガティブな状態の自分を変えたいし、活力に満ちた自分に変わりたいわけです。
そのような意味で、自分自身を変えたいんです。