仕事というものをどう考えるかですが、世の中全体の事を考えるならば、まずはやはり、世の中が円滑に回るために仕事をする、そのようになるかと思います。
一方で、仕事はお金を得るためにやるわけですが、それより以前に、まずは、世の中が上手く回る為、もう少し言うと、みんなで相互に助け合う為に、各々仕事をするという事です。
その為に、経済という仕組みを使っているのであって、経済がよく回るために、お金をというものを使っているわけです。
あくまで、お金は、経済がよく回るための潤滑油という事です。世の中が皆で助け合って上手く回るための潤滑油であるという事です。
言ってしまえば、みんなが互いの為に何か役に立つ事をすれば、お金は要らないわけです。自分は何か役に立つ仕事をして、誰かに自分にとって役に立つ仕事をしてもらえば、それで十分であって、人と人の間で為される金銭のやり取りは要らないわけです。原理的には。
ただ、お互いに役に立つ事を多様にし合う事だけでは効率が足りないから、実際には、お金の力を使っているわけです。
というか、お金の力が増してきた事によって、より経済が回るようになったとも言えるわけです。
お金を持っていれば、世の中にある多くのものを手に入れられます。お金が経済の循環にとって生産的で役に立つようになってきたため、実際には、お金を得るために、人は仕事をするという形になっているわけです。
資本主義の仕組みは、お金の力を利用して、経済をより活発に循環させようとするものであって、確かに、お金は、みんなの仕事による助け合いの力を大きく動かす面はあるわけです。その仕組みで、現代は実装されています。
ですが、結局、お金を得ようが、払おうが、貯めようが、そのやり取りとしてお金は使われているわけですが、実際は、人の仕事によって、世の中全体は成り立っているわけです。
何故仕事をするのか。
その定義は色々とあるでしょうが、仕事とは世の為人の為と言えるわけで、各々の仕事によって世の中が円滑に回るというわけです。
その意味では、仕事はやるべき事であって、やらないといけない事と言えます。必要な事と言えるわけです。
仕事を誰もしなくなったら世の中は回らなくなるし、仕事が無くなったら、同じく世の中は回らなくなるという事です。
お金のやり取りは仕事においては本質ではありません。世の中を上手く回すための手段であり、経済を循環させるための潤滑油だという事です。仕事をする事こそが重要という事です。