毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

アプリシエイションから始める朝。

アプリシエイションとは、感謝という意味のようですが、単に「ありがとう」という感謝の意味だけでもなく、人や物事に対する価値とか、そういった事を認め、理解する事とか、もっと深く広い意味を含んでいる言葉のようです。

 

その意味で、自分という人間から離れて、客観的に見る視点を持って、人類や世界を広く理解するような、そういう視点が重要であるわけです。そのように理解すると、自分の存在がそういった大きなものに支えられている事に気付く事が出来、自ずと感謝する気持ちが生まれてくるわけです。

 

そのような感謝の気持ちを持って、自分自身の気持ちを表現したり、そのような態度を示したり、そういった事がアプリシエイションという言葉にはあるわけです。

 

そう考えると、アプリシエイションという言葉は偉大であり、自分自身のコアに据えるに値する価値ある言葉と思えてきます。

 

この言葉は英語であるわけですから、西洋の言葉であるわけですが、これに似た概念として、仏教用語の縁起という言葉があります。

 

縁起とは、人間関係を含む世界の仕組みを説明していて、原因があって結果があるという、あらゆるものはすべて相互関係で成り立っている事を説明しています。

 

そこには、自分という個人としての人間がただ個人として存在している事はなく、自分を大きく超えた世界の中に自分はあって、人々は互いに支え合いながら存在している事を意味しているわけです。

 

これも、アプリシエイションと似た事を言っていて、アプリシエイションは、縁起という世界の上にある言葉とも言えるわけです。

 

この事を思うと、西洋も東洋も、似たような概念を、重要な、また、根源的な概念として作り出しているわけで、人間にとっていかに重要な言葉であるかを思わせます。

 

ですから、そのような理解を持って、朝起きて、アプリシエイションの気持ちを持って、静かにスタートする、そういう朝はとても良いように思います。

 

アプリシエイションの気持ちをいかに自分に育て、身につけていくか、それは練習であり、学習であり、習慣であるわけで、そのような体験とともに、身体がアプリシエイションの気持ちを覚えていくものだと思います。

 

アプリシエイションの気持ちを抱く事を1日の始まりとする事が出来れば、それはきっと、ポジティブで安定した気持ちを持って毎日を臨む事ができると思います。そして、そのような安定した感謝の念から、自然と喜びの感情が生まれてくるものだと思います。

 

そのようにして、アプリシエイションを朝の始まりとしたいと感じます。