感情は、人間の活動の中心的な事であって、いかに色んな事に自分の感情を絡めながら生活をするか、そのようにして生きているわけです。あるいは、生活をしながら、あらゆる経験とともに感情が絡んでいくわけです。
感情は豊かの方が良いように思いますが、喜怒哀楽と言って、感情はポジティブにもネガティブにもなりますから、あまりにネガティブな感情を体験していると、それだけで疲弊してしまうので、できれば、ポジティブ感情を日々体験できると生きやすいと感じます。
色んな事を考えたり、想像したりすると、それに伴って感情が生まれ、また、感情が揺れ動いて、その影響を受けながら日々生活をしているわけです。
考える内容によって感情は繊細に、また、微妙に変化するわけで、だから、どういった事を考えるのか、また、どのように考えるのかが、フィードバックする感情に影響を与える事につながるわけです。
だから、いつも同じような内容について考えていれば、感情のフィードバックもいつも似たようなものになるし、考え方も同じようなパターンを繰り返していたら、感情も似たようなパターンを繰り返す事になります。
日々感じている感情の体験が心地良くそのままで問題なければ、考える内容も考え方も、あまり気にせずいつものようにしていればいいわけですが、日々に飽きが来たり退屈を感じたりするようであれば、考える内容や考え方も変えた方が良いように思います。
感情の体験は人間の営みの中心であり、中心として生活を支えているわけですから、体験する感情は育てていくようなところもあるのかもしれません。
人間の感性の多様性からすると、色んな日々の経験が、新たに考える事も交えて、新しい感情の体験を作り出していくと思います。そのように考えると、日々何を経験し、何を考え、そして、それからどのような感情の体験をするのかは、人間の営みの中心的な事であって、それをあまりに無感覚に過ごしてしまうと、ある意味、生きている心地がしなくなるようにも思います。
だから、色んな事を体験する事も、色んな事を多様に考える事も、行動も、実践も、感情の生成にとってはどれも重要であり、感情をフィードバック出来る事も日々の営みを彩る事につながって、生を感じながら生きていけるように思います。
新しい感情の体験は、新たな考えや体験、実践にも影響を与え、つながっていくように思うので、感情体験と、日々の体験や思考、そういった事の循環とかフィードバックとか、そういった事を日々重ねながら過ごしていくという事が人間の生活であるように思います。