毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

精神的豊かさを育てる。心の静かさと小さな事に気付く力。

豊かさは生きていく上でとても大事だと感じます。派手で煌びやかなもの、刺激的なもの、目立つもの、インパクトのあるもの、強く賞賛されるもの、そういったものも豊かさになりうるのかもしれませんが、自分のうちから豊かさを作り出す事が大切だと感じます。

本当は、豊かさとは、遠くに行ったり、活気のある所に行ったりしなくても、身近なところに、自分のそばに、つまり、どこにでもあるはずです。

むしろ、豊かなものは周辺に溢れていて、それらに気付かない事の方が勿体ないくらいです。

むしろ重要な事は、小さな事に気付く事であり、些細な事の中から見出す事であり、つまり、自ら豊かさを発見するという事です。

その為には、感受性を磨くとか、感性とか、そういった事が大切になるわけです。

日々に鈍感で、盲目的であったりすると、毎日のたくさんの豊かさを見逃すわけです。視力が低いのに、眼鏡をかけずに外に出かけて景色を眺めるようなものです。

そのように考えると、豊かさとは、自らの感性や感受性によって見出せるかどうかが重要だ、という事です。

そして、ちょっとした事に気付く為には、心が穏やかな方が良いわけです。

心が穏やかで、静かで、落ち着いている事が重要だという事です。心が落ち着かず、焦っていて、慌ただしく過ごしていると、何にも気付かずあらゆる事を見逃します。

心が静けさの中にあると、今まで見えなかった、あるいは、気付かなかった豊かさがすぐそばにある事に気付くわけです。

それらは、きっと、興味深く、意味が感じられ、面白く、愛おしく感じられるはずです。

確かに、そのような豊かさに気付く為には、知識や知恵や思慮深さや注意深さも必要かもしれません。

ですが、それらも、その静けさの中にあれば、育てられ、身につくわけです。

そのような静かな時間を、いかに日常の中に作り出すか、取り入れるか。そういった事はとても大事で、別に1日中でなくても、ほんの少しの時間を、そのような静かな時間に当てるという事が重要です。

そのような静かな時間を自分に上手に準備してあげる事が出来れば、些細な事に気付く力が養われ、身につくわけです。そして、より多様に、より深く、興味深いものや面白いものを見出し、見つけ出すわけです。

そのような精神的な豊かさこそが、人間にとっての豊かさであって、豊かさの源泉であって、それは心の静けさであって、小さな事に気付く力であるわけです。大袈裟で賞賛されるものである必要はないのです。