毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

表象とイメージとビジョンと目的。

表象とは、人間の心の中に現れるイメージや概念のようなもので、自分の心の中の像として作り出したものと言えます。それは、想起する事で現れたイメージであり、想像する事によって現れるイメージの事です。

そのような表象は、自分の中で作られるものですから、これに自分の感情が混じると、そのイメージは自分にとって強いものになります。

自分の価値観や信念、想いのようなものが、そのイメージに込められる事で、人間はそのイメージに引っ張られるように、ドリブンされるわけです。

ビジョンとは、つまりこのようにして心の中に現れたイメージであり、人はより明確でインパクトのあるビジョンを持つ事が、自分自身をそれに向かわせ、方向づけ、実現に向かわせるわけです。

それは、言い方を変えると、目的と言い換えられるかもしれません。

自分の中のビジョンにより目的が形成され、この目的によって動機づけられ、生きる力やエネルギーを与えるわけです。

何かを実現したい時、基本的には、自分の力で実現するわけで、その為には、自分自身の内的な原動力が必要であるわけです。

この内的な原動力に、この表象のシステムに基づいたイメージが、ビジョンとなりうるわけです。

自分の中に、そのような内的な機関を作り出す事によって、それを原動力として、そしてそれが目的となって、その目的のために、自ら行動する力を得るわけです。

イメージは人間にとってそれを原動力に変えやすい仕組みがあるので、だからこそ、イメージを持つ事が重要であるわけです。イメージが鮮明であればあるほど、また、そのイメージが自分自身の感情がより含んでいればいるほど、原動力は強くなると言えます。

ですから、イメージを持つ事が何より重要であるわけです。意識して、イメージを作る事です。自分にとってシンプルに分かりやすいイメージを与えてあげる事です。これによって、それが自分にとっての確かな原動力となり、目的となるわけです。

夢やビジョンは、自分の中にあるという事です。頭の中の情報や資源、断片が、材料が、自分の夢やビジョンを形作り、より鮮明に、また、よりインパクトのあるものであればあるほど、ビジョンとしての意味を為し、力を持つわけです。

すぐに行動できなくても、イメージを持つ事は大切です。心の中に表象を作り、鮮明なイメージを感情や概念とともに作り、そして、それをビジョンとして掲げ、自分自身の目的とするんです。

そうする事で、そのビジョンが自分自身を動かす原動力になるんです。