「今の自分はこれでいい」。このように思う事はとても大事だと感じます。
今の自分はこれでいいと思えないというのは、今の状態からより良い状態に変わらないといけないわけで、でも、きっと仮にそのより良い状態になったとしても、また同じように、今の状態これでいいと思えない状態になるわけです。
確かに、最初から「これでいいとは思えない」という状態ではなかったかもしれません。余裕が無くて、より良い状態になる事が重要だったのかもしれません。
ですが、余裕の無い状態だと、以前より良い状態に到達したとして、余裕が無いわけですから、そのより良い状態に満足したり、納得したりする余裕もなく、「まだ足りない」という渇望マインドになって、「これでいいとは思えない」と思ってしまうわけです。
これを繰り返していると、そのような考えが習慣化されて、そのような考え方が思考パターンとして学習されてしまいます。
つまり、「これでいいとは思えない」というマインドが定常状態で、だから、より良い状態に変わらないといけない、と思ってしまうわけです。
このシステムで回っている限り、ずっと「これでいいと思えない」がゼロの状態になって、ずっと余裕が無いわけです。
そうではなくて、今の状態でも、良いと感じられる事、納得できている事、満足できている事に意識を向け、それを確認するという事です。
意識的に余裕を作って、リラックスした状態を作って、「今の自分はこれでいい」という事をちゃんと知るという事です。
その状態を自分の定常状態、つまり、ゼロの状態であると認識出来れば、そのゼロの状態から、さらにどうするともっと良くなるかな、と落ち着いて考えられるわけです。
大切な事は、今のこの状態で、「自分はこれでいい」と感じる事。このように認識する事を、意識的に心がけて感じられるようにするという事です。
今の自分はこれでいいと本当に感じられれば、今の状態に納得感が得られるし、充足感も得られます。
そして、自己肯定感も感じるわけです。「今の自分はこれでいい」と思える感覚がまさに、自己肯定感につながっているという事です。
自己肯定感を感じる状態を、ゼロベースに出来れば、その状態ではじめて、自分の望みについて考えられるし、さらなる自分の願望について、リラックスして考えられます。
リラックスして、心地良い状態で、自己肯定感を感じる事が大切なんです。
その状態が、「自分は今これでいい」という感覚で、その状態をゼロベースにちゃんと戻すという事です。このゼロベースを確認できれば、自己肯定感とともに、さらに願いや望みを考えられるようになるという事です。