経済の循環は、とても重要です。それは、経済は人の営みを支えており、人の営みをより多様に支えているからです。
企業のあらゆる活動は、あるいは、ビジネスは、様々な商品やサービスを生み、経済の循環を支えているわけです。
また、人は暮らしを成り立たせるために一定のお金を保有している必要があり、そのお金を消費する事で自分たちの日々の営みを支えているわけです。一方で、将来の暮らしも支える為に、一定の貯蓄をしているわけです。
また、貯蓄ばかりしていては経済の循環も回りませんから、一定量のお金は経済の中で使われる必要があって、それによって経済の循環は保たれるわけです。
また、現代の経済の社会では、投資にもお金を回す事でより良く経済の循環の速度を高めるわけです。これにより、経済はより活況になり、好景気になるわけです。
ですが、世の中のありとあらゆる商品やサービスが、人の生活や望みを十分に満たすかというと、そんな事はなく、経済圏の中に留まらない、多種多様な活動を人間はしたいわけです。
人間の生産活動というのは、現在の経済活動の範囲を超えるわけです。
ですから、自分を幸せにする、また、自分に有意義な、また、自分にとって豊かな生産活動を、人は行うべきで、というか、行ってよくて、経済活動の中に留まる必要はないわけです。
真の意味で、人は好きな事、やりたい事をやったら良いわけです。それが、本質的な生産活動であって、そのような、広い意味での生産活動が、逆に、経済活動を支えるわけです。
結局、そのような、金銭に全く関係の無い活動が、潜在的な市場の形成につながるし、また、将来のニーズを生み出すわけです。
また、市場の為の潜在的な資源になるわけです。市場の形成には、資源は欠かせません。ありとあらゆる資源は経済の中では市場の形成の潜在的なものであり、それは結局のところ、人間の生産活動により生み出されているわけです。資源の枯渇は、経済の停滞を招きます。
ですから、人は、もっと積極的に、自分のやりたい事、好きな事、何でも、やっていいんです。お金の事なんか、気にしなくていいんです。もちろん、お金の使い過ぎは自分の生計を破綻させてしまいますが、お金に関係なく、好きな事をやっていいし、やりたい事の為にお金は使っていいし、大事な事は、自分にとっての生産活動とは何なのか、という事です。
お金は人間の生産活動の為に作り出されたものであるし、市場もその為に形成されたのであり、商品やサービスもそうです。経済圏もそうです。
自分の生産活動は、経済活動の内側ではないんです。それを越えるんです。