人は、何か願いや望みみたいなものが漠然とあっても、なかなかそれが実現しません。気が付いたら、日々の違う事に囚われて、自分の願いや望みを叶える事をやっていないわけです。
普通に生活していると、色んな事に囚われ、注意を向け、思い、それらの事について考えているわけです。それは別に良いとか悪いとか、そういった事には関係なく、ただ、思うまま、感じるままに任せてしまうわけです。
人間には感情がありますから、心が動いてしまう事には、そのまま感情が反応して働きます。ですから、何も対処をしなければ、普段の何気ないたくさんな事にただ振り回され、嫌な事やストレスでいっぱいになっていたりするわけです。
でも、そのような事を放っておくと、いつもそれらの事について考え、思っている事になってしまう為、いつもそれらが心の中にある事になります。
人間は基本的に感情に基づいていますから、そして、当然感情は心と結びついていますから、心の内にある事が、自分の考えに影響を与え、思う事に影響を与えるわけです。同時に、自分の考えのパターンを作り、自分が思う事のパターンを作ってしまうわけです。
その意味では、このような事を放っておくと、人間にはネガティブバイアスがありますから、知らず知らずのうちに、嫌な事、ネガティブな事、に基づいた思考、そして、それに基づいた行動をとってしまっているわけです。
それでは、自分の願いや望みは、いっこうに実現しないわけです。
自分の心の内にあるものが、結局は、自ら実行につなげて実現しようとしてしまうわけですから、心の内にあるものは何か、どのような事について考えるか、思うか、思い抱くか、そのような事が重要であるわけです。
むしろ、普段から、自分にとっての願いや望みについて、心の中で思い抱いているべきです。習慣のようにして、心の中で考え、思っているべきです。時間とともに、願いや望みが明確になってくると思います。
心というのは、自分の中にあって、無限に広くて深いわけです。宇宙のような空間があるわけです。そこでは、思い切って色んな事に想いを巡らせて、また、思い抱いている事を広げて、考えや想いを足して、循環させて、熟成させるんです。
心にあるものがそのまま実現するとまでは言いませんが、とは言え、自分の心の内にあるものはいつも考えている事であり、思っている事であるわけですから、気が付いたらそのように感じ、思い、考えているわけです。そして、そのような行動を促されているわけです。自然に、実現する方向に向かいます。
ですから、自分の心の内に思い抱く事がとても大切という事です。