人にとって生きる目的は必要なんでしょうか。人によっては必要ないんでしょうし、別のある人によっては必要かもしれません。
生きていて、不安感や生きるつらさがあるなら、生きる目的を追求して明確にした方が良いのかもしれません。
例えば、生きる為にお金が欲しい、お金が必要、そういった事は、生きていると考える事ではあるのですが、何故お金が欲しくて、何故お金が必要かと言えば、それは生きる為であって、生きる為の目的に直結しているわけではありません。
生きる為にお金が必要なのであって、ではなぜ生きるのかは、また別の問題です。
人脈みたいなのもそうで、生きる為に、人脈がある方が良いのであって、人脈もあくまで生きる為、生き延びるために有利なのであって、生きる目的に直結しているのではありません。
生きる為、サバイブする為というのは、この場合、生きる目的としては不十分という事です。生存する事は、生きる事そのものであって、生きる事を支えてはくれません。
生きる目的が、生きる事、生存する事を支えてくれるわけです。ですから、生きる目的がある事が重要なのです。
その意味で、生き延びる事、生存する事を超えた、また、生存したうえで、生きる目的が何か、これについて考える必要があるという事です。
自分にとっての生きる目的は、他の誰とも違うものであって、自分だけのものです。ですから、他の人に聞いても分かりません。自分に聞かないと分かりません。
自分で自分に聞いて、それが生きる目的として不十分だと感じれば、それは生きる目的ではありません。
生きる目的が明確でないと、他の何かをしても、いつまで経っても、何か不安で、何か生きづらさが伴うわけです。生きていても、生きている心地がしません。
ただ、目的は永遠に変わらないものというわけではないので、今はある目的のために生きていても、またある時には、生きる目的が変わっているかもしれません。変わってもいいんです。
大切な事は、生きる目的が自分にとって明確であって、完全に明確でないとしても、生きる目的が何なのかを追求する事が大切です。
なかなかその答えが明確にならないかもしれません。それでも、生きる目的を追求して、より明確にして、自分にとって納得のいく生きる目的として見出させるまで、追求し続ければいいんです。
生きる目的が見出されたなら、きっと心は落ち着きます。どのように生きていくか、迷いが無くなるはずです。そして、どのように生きていくかの整理が出来るはずです。