毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

自分の望みを感情レベルに解体する。

人には、求めている事があります。望んでいる事があります。欲があり、望みがあります。人は、それらに突き動かされます。

例えば、車が欲しいという望みがあります。この望みを叶えるには、お金は払って買う事で叶える事が出来ます。車が欲しいという望みは、車を買うという目標となって、その目標をお金を払う事で達成できるという事です。

例えば、起業家になりたい、という望みもあります。ですが、何の起業家になりたいのか、また、起業家になって何をしたいのか、そういった事は分からないという事はあります。

この望み、この欲に対して、もう少し切り込んで考えてみると、起業家になって、自分に何か会社を経営したり、すごいビジネスを運営したりできるという、つまり、力を感じたい、自己効力感を感じたい、そのような権力を持っていると感じたい、という事かもしれません。

だから、直接的には、自分に力がある事を感じたい、という望みであり、力への欲、という事が分かります。

似たようなものとして、社長になりたいとか、お金持ちになりたいとかの望みも、力への欲求かもしれません。

そして、実際には、自分に力がある事を感じたいわけですから、その為には自分は何が出来るのか、という事であって、よく考えれば、きっと自分自身で何かできる事はあります。それを行使する事によって、自分に力がある事を感じられるのか、どうなのか。そのように考えていくと、起業家にならなくても、社長にならなくても、ひょっとしたら、自分が出来る事をやる事で、ある程度、その望みは叶えられるのではないか、という事です。

このようにして、自分の望みや欲を、自分自身の感情レベルにまで解体して、解明する事が大切だという事です。

お菓子を食べたいという欲もあります。これは望みとも言えます。食べ物は味覚で感じるので非常に分かりやすく、お菓子を実際に食べる事で、お菓子を食べたいという望みは叶えられ、欲は満たされ、目標は達成されます。

人と話をしたい、という望みや欲もあります。これももう少し解体すると、自分の話を聞いて欲しい、という望みに解体できます。

特に何の話をしたいというわけではなく、ただ話をしたくて、話を聞いて欲しい、という場合には、ひょっとしたら、自分の話をして人に話を聞いてもらう事で、リアクションが欲しい、という事とも考えられます。

力は、作用と反作用で、力を行使すれば、行使した分返ってくるわけです。叩いたら反応があるわけです。つまり、力を感じたい、という感情として解体できるかもしれないという事です。

力を感じたいという気持ちは否定するものではなく、むしろ解体して認める事が大切です。力を感じたいのですから、それはやっぱり叶えたし、満たしたいわけです。

それを理解するだけで、かなり落ち着きます。そして、それに対して自分が出来る事がそれなりにある事が分かります。意外と、そのような望みや欲は、自分で叶える事が出来る事が多いものです。