毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

ビジョンを描く事で“今”を生きる事が出来る。

ビジョンとは、自分の未来のイメージ。人は、そのイメージに向かって生きていく。その意味で、ビジョンはとても重要です。

ビジョンは、未来のイメージであり、イメージと言っているのは、人間にとって視覚的なものを強い印象を与えるからであり、そのイメージに向かっていくのに、強い力があるからです。だから、ビジュアル化という意味でのビジョンが大切であるわけです。

ビジョンとは、ビジョンを描き、そのビジョンを実現し、また、達成する為にあります。ですが、それだけではありません。むしろ、実現する事や達成する事の為ではない事の方が多いかもしれません。

ビジョンはあくまで、未来のイメージであり、今のイメージではありません。未来のイメージを、今すぐ実現するものでもありません。今という時点から、未来に向かって進んでいく為のイメージであり、ビジョンは今の事ではないんです。

重要な事は、未来のイメージに向かって、今という状態から未来に進んでいくという事です。

ビジョンは未来に実現されるはずのものとして存在して、今という点からビジョンの点までのベクトルという方向性を、今この時点で持つという事です。この“ベクトル”が重要なんです。

だから、ビジョンは、今から未来への道しるべになるんです。

さらに言うと、人間は、ビジョンを持つ事を通して、むしろ、今、ベクトルを持つという事が重要なんです。ベクトルを持つ事で、今を生きる事が出来るんです。

ベクトル、すなわち、方向性を持たないと、人はどう生きていいか分からず、どこに向かっていったらいいか分からないわけです。

海上の船は、どの島に向かうか、どの港に向かうかを決めて、その航路、つまり、方向性を決めなければ、ただ海の中を漂い、海の荒波に振り回されるだけです。

宇宙の中の宇宙船も同じく、どの星に向かうかが決まらなければ、身動きがとれずに、他の引力に飲み込まれて、宇宙の何処かに消えていくだけです。

ですから、出発する前に、今、航路を設定する必要があるんです。ベクトルを持つ必要があるんです。ベクトルを持って初めて、生きていけるんです。

その為に、ビジョンを描くんです。未来のイメージを描くんです。未来のイメージをしっかり持つ事によって、今、その方向性が定まり、その未来に向かって、生きていく事が出来るんです。

確かに、すぐに、未来のイメージを持つ事は簡単ではありません。確かに、ビジョンが無くても生きていけるかもしれません。

ですが、やはり、ビジョンを描いていた方が良くて、ビジョンが描ければ、それに向かって、今生きていく事が出来るんです。困難な事はあるかもしれませんが、充実感もあるし、達成感もあるし、喜びもきっとあるんです。