ビジョンとは、未来のイメージ。人は、未来のイメージをより明確に持って生きていくと、そのイメージを実現しやすくなる。そのように言われています。
ビジョンとは、ビジュアル化する事であり、つまり、イメージとしての視覚化であり、見える化であるわけです。
イメージというわけですから、それは視覚的なものです。
一方で、言葉による視覚化、見える化もあるわけで、ジャーナリングも、自分の抱いているイメージをビジュアル化できるわけです。
ジャーナリングをしながら、自分の中の無意識下に眠るイメージを、言葉として表していくわけです。
意識を書く事に注ぎながら、集中しながら、書く事を続けていくわけです。自分の思考を広げて、また、深めて、展開させて、同様に、想像も膨らませて、様々なイメージの断片を言葉にしていくわけです。
そのうちに、自然と、未来のイメージが言葉として現れます。すぐには現れないとしても、断片的な形で様々なイメージが、時間はかかりますが、言葉として表現されるわけです。
そのようにして、ジャーナリングによって、未来のイメージとしてのビジョンを作っていくという事です。
確かに、言葉は、言語であり思考であり、言語野で為される事であり、左脳で為される事です。一方で、イメージは視覚であり、視覚野で為される事であり、右脳で為される事です。ですが、実際には、言語活動は右脳を使うわけで、左脳と右脳の両方の活動とその連携によって、言葉がイメージを作り出すわけです。
ですから、言葉でビジョンを表現できるんです。言葉と想起されるイメージを結合させ、混ぜ合わせて、ビジュアル化するんです。
また、言葉は、思考と深くつながっていますから、頭の中の思考が、イメージと強く関わり、また、イメージに影響を与えるんです。
ジャーナリングは思考と相性が良いですから、言葉とともに、思考を展開させる事で、未来のイメージが作られるわけです。思考実験のように、未来のイメージの断片を実験的に現し、そして、形作るわけです。
ですから、未来の自分のイメージを、ジャーナリングを通して言葉にして、断片を表して、たくさん作っていくんです。未来のイメージは1つとは限りません。たくさんの未来のイメージが、いつかは自分にとってのビジョンになります。
ジャーナリングはそれを強化し、明確にしてくれます。視覚化してくれます。ビジュアル化してくれます。それが、自分にとっての未来のイメージであり、ビジョンになるわけです。