基本的に良くないのは、例えば、焦りであったりするわけです。
焦っていると、「今」という状態を失っているわけですから、まずは、「今」を取り戻すという事です。自分の「今」を感じられると、心は落ち着き始めるわけです。
焦りというのは、心がすごく逸っているわけで、時間を失っているわけです。時間の感覚がぶっ飛んでいるわけです。そして、時間が無いという感覚になっているわけです。
ですから、まずは、「今」という時間を感じて、それから、心に余裕が生まれるわけです。余裕が作られていくわけです。
結局、どう感じるかですから、今を感じられたなら、それはほぼ、時間を感じていると言ってよくて、その時はじめて、自分の時間が生まれるわけです。
自分の時間では、色んな事が考えられます。余裕がありますから、考えるという事自体に自由があります。視野の狭い思考から、柔軟性に富んだ無限の思考に変わるわけです。
考えるという事にも余裕があります。何かを絶対に決めないといけないわけでもないし、でも、良い考えが浮かんだら決めてもいいし、とにかく、決めるという事にも自由があるわけです。
焦っていると、時間が無く、そして、自分の問題が何か分かりません。問題が分からないから、どうやっていいか分かりません。
ですから、時間を感じられれば、その時間で、自分の問題について考える事が出来るわけです。問題を突き止めるのも、けっこう一苦労ですから、その為には時間が要るわけです。ゆっくり、じっくり考える時間が要るわけです。余裕が要るわけです。
問題がすぐに見つからないかもしれません。ですが、時間があるから、今すぐに見つからなくてもいいんです。とにかく、そのような時間が必要なわけで、それは、自分が焦りという状態から抜け出して、今を感じるという事です。
「今」さえ捕えられたら、自分の時間を作り出す機会になります。
ふと立ち止まる。気付く。ひと呼吸おく。色んな事で、今を感じるチャンスがあるわけですが、それを意外と見逃しています。ですから、その事を思い出すんです。
ウサギと亀じゃないですけど、結局「急がば回れ」みたいなところがあって、急いだって駄目なんです。慌てたって、上手くいかないんです。生産性も低いんです。
ですから、焦りは基本的には良くなくて、出来る限り、焦りから抜け出して今を感じるんです。そして、時間を取り戻すんです。今を感じて、時間を感じられたなら、余裕と自由が生まれるんです。