疲れる事はよくあります。身体だけでなく、心が疲れる事もあります。そういう時は、心に聞いてみるんです。ちゃんと自分の心に耳を傾けて聞いてみると、案外落ち着きます。
感情は正直です。ですが、その感情を、自分の感情にもかかわらず、気付かない事があります。頭ばかり使って何とかしようとしてしまって、そして、何ともならない。
実際、大事なのは、頭でどうにかするのではなく、心に聞いてみる事です。
心が今どのように感じているのか、この事に素直になるんです。
焦ってはいけません。心の状態は、焦っているとよく分かりません。心が何かを感情で伝えてくれていても、焦っていると気付く事が出来ません。
だから、心が落ち着くまで待つんです。時間をかけるんです。そして、心が何かを発し始めるのを、静かに待つんです。
ずっと待っていると、何かを発し始めます。実は、すでに何かは発し続けていたのかもしれません。ただ、それに気づけるようになるだけかもしれません。
いずれにしても、心が発している事を時間をかけて待つ事によって気付けるわけです。だから、ただ心静かに待つんです。
そのような事を、日々の習慣にするのが良いと思います。出来るだけ自分の心に耳を傾けて、感情の動きに気付くようにするんです。
言葉は有効ですから、ジャーナリングをしても良いと思います。ジャーナリングを進める中で、心がどう反応するか、確かめるんです。
心は言葉に反応しますから、心が感じる事に言葉を上手に表現できれば、心は素直に反応します。その心の動きにちゃんと気付くようにするんです。
何か操作しようとする必要もなく、ただ聞いてあげるだけでいいんです。ただ心に聞いてあげるだけで、それだけで随分落ち着きます。
心は、何か聞いてもらって分かってもらえたと感じたなら、言い方を変えると、心が通じたと感じたら、心は落ち着くわけです。楽になるわけです。
別に、何かに不安になっていてもそれでいいし、何かを恐れていてもそれでいいし、それが正直だし、心がどのように感じていようと、それはそれでいいんです。
大事な事は、それをしっかり聞く事だし、しっかり受け止める事だし、それをちゃんと認める事です。それだけで十分だし、十分すぎるほどです。
心が求めているのはそういう事です。心は嘘が付けませんから、基本的に嘘をつかせない事です。正直にさせる事です。
だから、日々、心に聞いてみる事です。そういう習慣を持つ事です。そうする事で、心は解放され、楽になるんです。