人は、小さくてもいいから、達成感を得て生きています。小さくていいんです。日々達成感が無いと、生きるのが大変になります。
息を吸うようなものです。人は酸素が無いと生きていけません。過剰でも不足でも、ちょうど良い量の酸素が必要なわけです。例えば水中に入って、しばらく息が出来てないとき、水面から上がって息が吸えると、生きた心地がするわけです。
息が吸えると、生き返った心地になって安心感を取り戻すとともに、達成感のようなものを得るわけです。
それは、水でも同じです。日々水分補給が必要で、足りなくなると苦しくなって、水分補給をすると、生き返った心地がします。そして、元気になるわけです。
その意味で、日々、ちょっとずつ、達成感が必要なわけです。それは、酸素であり、水であり、餌のようなものです。
人は色んな事で達成感が得られるわけですが、その1つに、「新奇性」というものがあります。新しさです。
新しさがもたらされると、気分が良くなったり、新鮮な気持ちで回復したりします。また、今まで停滞していた状態が解決されて、心地良さがもたらされるわけです。
停滞感は苦しみです。そして、ストレスです。ストレスがたまって、ストレスの発散が必要なわけです。
ですが、あまりに、停滞感が継続すると、ストレスがたまりにたまって、ストレスの発散でも追いつかなくなります。
その時に役に立つのが、新奇性です。自分にとっての新しさは、それだけで大きなゲインとなります。
だから、日々、習慣として、新奇性を作り出す事が必要なわけです。ある意味、何でもいいから、新しさを入れていく事です。
仕事は、停滞しやすいですから、少しでも新しさを取り入れていく事です。仕事のそのもの内容を変えられなくても、取り組み方とか何かしら変えられるところを探して、新しさを入れていくわけです。
家事でも同じです。少しずつ新しい要素を取り入れながら、新鮮さを常にもたらすわけです。改善も、一種の新しさですが、積極的に、新しい要素を入れていくのが効果的です。
新奇性を取り入れる事は、ちょっとした知恵です。生きていく知恵です。イノベーションです。
大きく変えられなくても、小さく変える事は出来ます。小さく新しい要素を取り入れる事は出来ます。
それは、酸素のようなもので、水のようなものです。無いと生きていけません。ですから、日々に取り入れていくわけです。少しでいいんです。少しの新しさ、少しの新奇性です。それで、心地良さを作り出しながら生きていくんです。