本を読む事で、元気をもらうというか、エネルギーを得るという事があると思います。
どんな本を読む事でエネルギーが得られるかというと、それは、その人次第、そして、その時次第という感じですが、その時の自分に適した本を手に出来れば、それは凄く自分にエネルギーを与えてくれると思います。
小説でも良いと思います。小説を読む事で、自分自身もその小説の中に入って、登場人物に共感して、そのようにして読んでいる間にエネルギーを得るわけです。作家の想いが、小説を通して伝わるわけです。文章には、読む人にそのようにエネルギーを与える力があります。
自己啓発本でも良いと思います。その時の自分に合えば、本の内容が自分自身にエネルギーをくれます。きっと自分がそのような言葉を求めていたんです。
自分では表現できなかった言葉がその本を読む事によって得る事が出来て、そして、その言葉に支えられるわけです。この言葉にエンハンスされるんです。
本は、そのようにして、自分を支えてくれたり、元気づけてくれたりする面があって、その意味で、本を読む事でエネルギーが得られるわけです。
また、その著者の本を読む事で、知らず知らずのうちに、その著者の考えや想いに共感していたりして、応援している場合もあります。
応援する事も、自分自身にエネルギーを与える行為です。
人が、わざわざお金を出してスポーツ観戦に行ったりするのも、応援をしに行っているわけですが、それは単にエネルギーをもらうだけではなく、自分自身が応援する事によって自らエネルギーを得るわけです。
ライブに行ったり、オーケストラのコンサートに行ったりするのも、音楽を聴く事で癒されたり感動したりするわけですが、同時に、歌手や楽団を応援しているわけです。
歌手や楽団を応援する事でエネルギーを与えると同時に、自分自身もエネルギーを得るわけです。
その意味で、本も同じです。
本を読む事でエネルギーをもらっているようでいて、実は著者を応援しているようなところがあって、応援する気持ちと同時に、自分自身もエネルギーを得ているわけです。元気になっているわけです。
確かに、どんな本でも、エネルギーをくれるとは限りません。どの本が今の自分にエネルギーを与えてくれるかは分かりません。
でも、その時の自分に適切な本というのはあります。そのような本に出合えたなら、きっとその本は自分が今求めていた本だろうし、実際読む事によってエネルギーが得られるはずです。
きっとそんな本はあります。