人は、今を生きる。そういう生き物です。今この瞬間を生きる事で、その先があって、今この瞬間をしっかり生きずに、その先は無い。人間とはそのような生き方をするものです。
人間にとって、時間とは、均質的にダラダラと流れているものではなくて、つまり、1か月間を平坦に、平均的な感じで過ごすような、そういったものではない、という事です。
その意味で、今目の前のこの瞬間に、集中する事が大事です。集中する事で今この瞬間を十分に生きる事が出来るし、その事によって今この瞬間の時間というのは長く感じられるわけです。
そして、人の時間の使い方というのは、1か月間を、平均的に、パフォーマンスも一定にして過ごすような使い方はしないという事です。1か月間のうちの少しの割合で、例えば、2週間とか1週間とか、極端に言えば、3日間とか1日間とか、わずかな日数だけ集中的に活用して、他の時間は何もしない。何も進まない。そのような時間の使いたいをする生き物だという事です。
そうです。人はずっと途切れることなく、集中を続けているわけではないんです。実際、そんな事は出来ません。集中できるのは、ちょっとの間だけで、しばらく集中したら、その分、もしくは、それ以上の時間、休息が必要です。
その意味で、集中している時間より、弛緩している時間の方が長いのかもしれません。パフォーマンスという観点からすると、きっと集中する時間より弛緩する時間の方が長いはずです。
だから、今この瞬間に集中する。その事は大切なわけですが、その集中を永遠に続ける必要はないんです。今この瞬間にしっかりコミットしたなら、後でゆっくり休んでいいんです。たっぷり休んでいいんです。
むしろその方がパフォーマンスは高く発揮されるんです。結果も出るんです。ですから、この事をしっかり知っておくんです。しっかり知って、勇気をもって、思いっきり休むんです。その方が、結果的にパフォーマンスが高いわけですから。
人の時間の使い方というのは、そのような感じで、伸び縮みする時間の中を過ごすわけです。集中したり、緩和したりしながら過ごす、という事です。
集中するべき時にしっかり集中して、それ以外の時間は緩和して、休息を取って、リラックスして過ごすんです。
集中タイムと緩和タイム。集中タイムは短く、緩和タイムが長く、そんな時間のバランスでいいんです。
そのような時間の使い方の中で、今この瞬間に集中する。コミットする。それで十分なんです。