人は時間が無いと言って、いつも追い込まれています。時間の流れを速く感じて、だから、焦って凄く急いで、そして、ますます時間が無いと感じる。全然良くありません。
今、この瞬間に体験している時間をしっかり感じないから、あっという間に時間が経ってしまうんです。
今日という1日の時間、24時間を、集中もせず過ごしてしまったなら、24時間はごく短い時間に感じられて、そして、時間が無いと感じてしまいます。
それよりも、例えば、1分という短い時間を長く感じられるようになれれば、時間は無いとは感じなくなります。
1分は60秒ですが、短いようで60秒は短くはないんです。60秒間を何もせず、ただじっとしてくださいと言われると、その時間はとても長く感じられます。
そのようにして、一瞬一瞬をしっかり体験できたなら、時間がものすごく長く感じられるわけです。
だから、時間は、自分がどう感じるかが大切なわけです。
時間は感じてはじめて、自分にとって意味のある時間になるわけで、一瞬一瞬の時間を全く感じないなら、それは時間が無いに等しく、実際時間はあっと言う間に過ぎ去るわけです。
焦りは禁物です。焦りは、時間を感じにくくします。心が逸って時間があっという間に流れてしまいます。
ですから、焦らない、つまり、落ち着く事です。冷静になる事です。冷静になる事で時間をゆっくり体験するんです。時間をしっかり感じるんです。
そのように考えると、時間は永遠とまでは言わないまでも、長く感じる事は出来ます。その時、その時の一瞬、を大事にして、しっかり集中してその時に意識を向ける事で、時間はゆっくり体験できるんです。
時間をゆっくり体験できるなら、時間はいくらでもあるように感じられます。時間はいくらでもあるんです。時間が無いんだとしたら、それは時間を全然感じていないからです。
そのように時間を捉えると、今日という1日、時間はいくらでもあるわけです。心を落ち着かせて、冷静になる事で、時間はいくらでもあるようになるわけです。その意味で、心を落ち着かせる事はとても大切です。
心を落ち着かせて、この一瞬に集中して、そして、時間をしっかり体験する。時間をゆっくりと感じる。永遠とまでは言わなくても、時間は長く感じられる。
人間はすぐ忙しくなる生き物なわけですが、時間は無いわけではないんです。それは心の問題です。心を落ち着かせて、今に集中すれば、時間はゆっくりと感じられます。時間をいくらでもあるんです。