膝をしっかりと閉じて、背筋を伸ばして椅子に座ってキーボードをタイプする。猫背のくせがしみついている私の身体にはそれなりにきつい姿勢ですが、それでも心地良く感じられます。
そもそも座るときに腰が後傾しやすく、股関節回りの筋肉がとっても弱い私にとって、この姿勢を維持するのはすごく大変なわけですが、このような姿勢を維持する事が自分の身体の状態をより良く保ってくれるだろうことを強く願って、今こうして、この事の習慣として取り組んでいます。
膝をくっつけて背筋を伸ばして座っていると、どうにも背中が疲れてくるのですが、これもこれまでこのような姿勢をちゃんとしてこなかったせいだと感じます。この背筋がピンと伸びた姿勢を習慣として続けていく事によって、きっといずれこの背中の疲れも無くなってくるはず。そう信じています。
でも、確かに感じられる事は、肩こりが以前ほどそんなに感じられないという事です。以前だと、知らず知らずのうちに首がストレートネックになって、肩こり、首こりになっていました。その時と比べると、今のこの状態はとても心地良く、これまで以上に長くディスプレイの前でキーボードをタイプし続けられるような気がします。
この背中に感じる疲労感は、これまでにきちんと座るための背筋が鍛えられていなかったからだろうと思います。普段から、背筋を鍛える筋トレを習慣としてやっているのですが、それで鍛えられている背筋と、このようにして背筋を伸ばして座るために使う背筋は、きっと違うんだろうと思います。その意味では、今こうしてやっている膝をくっつけて背筋を伸ばすという習慣も、背筋のトレーニングにつながるんだろうと思います。
膝をくっつける時に使う、膝を内側に向けようとする力は、何か自分の身体の中心に力を集める感じがあって、そうする事が自分の身体を整えるというか、引き締める感じがあって心地良く感じます。これも、長時間やると疲労を感じることではあるのですが、身体の力が身体の中心に据えられるというのは、きっと良い事のように思います。身も心も引き締まる感じです。
膝をくっつけて背筋を伸ばすというのは、ある種の緊張を感じます。良い意味での緊張です。だらしなく弛緩した状態ではなく、精神を統一した引き締まった緊張です。この緊張は心地良く、自分自身の身体の中心に軸が出来たような感じがします。
これからもこの「膝をくっつけて背筋を伸ばして椅子に座る」習慣を続けていきたいと思います。この習慣は自分の中心が整う感じがして、とても期待感があります。