毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

仕事は記録を残す事。でも、人はプロセスの中の体験が好き。

仕事の何が大変かって、仕事は記録を取って、その記録を残さないといけないって事ではないでしょうか。

 

例えば、1日ずっと仕事をしていて、あれこれ考えて、あちこちにミーティングルームで打ち合わせをして、人とあれこれ話して、そして時間が来て帰宅したら、今日1日何かをやったようで、何もやってなかったような1日になってしまいます。

 

でも、そんな日は意外と充実していない事はない、という事もあります。良いアイデアが生まれたかもしれないし、打ち合わせが盛り上がって良い感じになったかもしれません。

 

ただ、そんな1日を毎日過ごしていて、1週間が経ったら、「あれ、何もしていない」って事になるような気がします。だって、何も記録に残していないから。最近だと、データを取っていないからと言うかもしれません。とにかく、仕事として行った事を記録として残しておかないと、後で確認もできないし、活かしようがありません。記録に残すとは結果を残すという事であり、仕事とは結果が大事であって、その結果を活用する事です。

 

スポーツでもある意味同じで、野球がいくら上手くて野球がいくら楽しくても、野球でヒットを打たなかったら野球としては意味がありません。逆に言えば、ヒットさえ打てば、下手でも野球になります。

 

人って、記録を残す事が意外と苦手で、それより、何かやっている事をただ体験するのは得意なように思います。あれこれ考える事はどこでも出来るし、人と話をするのもただ会話をすれば出来ます。これらを結果として、記録として形に残すのが面倒くさいんだと思います。

 

仕事でも、そのプロセスの中で、色んな事を考えて、話をして、そして、実際にやって、そういう事を通して体験をする事は、意外と楽で、楽しかったりします。プロセスの中の体験こそが、人を充実させ、楽しくさせてくれます。仕事をするという事で言えば、仕事のプロセスの中の体験を大事にできなければ、仕事は記録を残す事だけになって苦痛になってしまいます。

 

人にとってみれば、仕事の為に記録を残す事は楽しい事でありません。記録を残す作業が楽しいという事もありますが。実際、記録を残す、結果を出すという事だけに注目して仕事をやっていたら、つらくて身が持ちません。そうではなくて、仕事を通して、その体験を味わい尽くす事を大事にしていけば、仕事は充実して続けていけるように思います。

 

なので、仕事をするときは、仕事を通してそのプロセスの体験を楽しんで大事にして、その上で、記録も残しておく、というように思えばよいのでないかという気がします。

 

人間は、体験する生き物というようによく聞きます。私もそう思います。この事は、もちろん仕事に限った話ではありません。何事においても、結果や為した事にこだわって、体験を大事にできなければ、人生はつまらなく感じられると思います。人間は体験する事が得意な生き物なわけですから、十分に日々を体験して生きていくのが良いように思います。

 

野球だって、結局やっていれば楽しいものです。