私の中で、ウェルビーイング(Well-being)は最も大事な事で、それが生きる目的というか道しるべのように思っています。そこで、ウェルビーイングを中心にして生きていく上で、どういう事を大事にして考えていくのかが良いのか、見直してみようと思います。
まず、ウェルビーイングを中心に据えるという事は、自分にとって良い状態でありたいという事を常に目指すという事です。身体や健康を大事にする事もそうですし、自分自身が良いと思えるような事が考えられていたり、実践できていたり、みんなと良い関係が出来ていたり、そういう、自分にとってあらゆる面で良いという状態を目指すという事です。
その為にも、まず、身体の状態が良い事が大事です。身体の状態が良くないと、身体もきついですし、心もきついですし、まともに考える事も判断する事も出来ません。健康を大切にする事はとても大事です。しっかり寝るとか、良い食事にするとか、1日の生活リズムも生活習慣も大事です。身体の事や健康は個人によってそれぞれ違うので、自分の身体はどういう身体なのか、どのようにすると健康になるのか、は常に大事な問題になります。
そして、自分自身をより良くあろうとするためには、「今ここ」の自分の「暮らし」がとても大事です。暮らしは、毎日の自分の生活の事で、衣食住の満足も大事だし、家の中で心地良く過ごす事も大事だし、大事な人たちとの関係も暮らしていく上で大事です。身体にとっても快適さ、心地良さは重要です。毎日の自分にとっての心地良い暮らしを中心にしながら、自分なりの安心と安全や自由を感じられる暮らしを持つ事はとても大事です。
さらに大事な事は、「自己理解」のようにも思います。メタ認知と言っても良いのかもしれません。自分の事をよく知るという事です。自分の事がよく分からないと、どのようにウェルビーイングを目指したり、暮らしを良くしたりしていったらよいか分かりません。生きていく上では、世の中や社会の基準や価値、周りの人たちの事を理解して、その関係性をどう維持してやっていくかは大事ではありますが、自分がどう生きていくかが結局大事になります。その為には、常に自分の事を知っていないといけません。日々色んな事を学んで、人間の事、世界の事を知る事を通して、自分の事を知る事が大事です。マインドフルネスや瞑想の実践が注目されているのも、自分と向き合う事でより良い自己理解を進められるという事もあると思います。自分は何が好きで、何を大事に思っていて、何が心地良いと感じているのか、そういう事を知っておくことも大事です。自分を知るというのは、言葉で言うのは簡単ですが、実際は難しい事です。でも、ほとんどの時間は自分と過ごしているわけですから、ウェルビーイングの観点からも、自己理解はとても大事です。
そして、ウェルビーイングの向上のための実践も大事です。日々の行為とか行動とか、そういう事です。思考もそうです。そして、毎日の習慣はとても大事です。健康を維持するための習慣、暮らしをより良くするための習慣、自己理解を進めるための習慣を作っていく事が大事です。身体に関しても、身近な事として、ちゃんと水を飲むとか、呼吸を整えるとか、姿勢に良くするとか、そういう事も日々の実践を支える事になります。実践は、毎日の行為や行動、活動、思考に表れますから、そういう実践を自分で把握して、振り返りながら、ウェルビーイングの為のより良い実践になるようにしていく事が重要だと思います。
そんな感じで、ウェルビーイングを中心にして、身体、暮らし、自己理解、実践の事について考えてみました。ウェルビーイングを目指すというのは、自分から離れた遠い事ではないと思います。自分に凄く身近な事で、遠い未来の話でもなく、「今ここ」の自分です。それを中心に据えながら、自分にとっての「納得」とか「満足」とか、そういう事を意識しながら丁寧にやっていくのが良いと思います。