毎日の習慣や哲学の実践をつづる40代ブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けている40代です。

ネガティブバイアスがウェルビーイングを難しくする。

人間の「ネガティブバイアス」という性質には本当に困ったものです。ウェルビーイングを大事にしている私にとっては、自分のことながら、日々の憂鬱感や不安感、ストレスやイライラの多くが自分のネガティブバイアスに基づいていて、この自分のネガティブバイアスがウェルビーイングを難しくしていると思うと、本当にどうしたものかと考え込みます。

 

ネガティブバイアスとは人間としては自然に備わっているものです。一般には、ポジティブな情報よりもネガティブな情報に注目してしまって、優先的に信じたり、強く記憶に保持されたりする傾向が強い性質の事を言っています。この性質が、生存していく為の適応性の能力として役に立ってきたんだろうと思います。

 

嫌な事があると、強くその事に引っ張られて、頭の中をいつまでも巡り続けてしまいます。ネガティブな事の反芻思考です。1日のうちに、ポジティブな良い事もたくさんあるのに、ネガティブな事が少しでもあると、そちらの方に意識が持って行かれて、ずっとその事を無意識に考えてしまって、頭がずっとネガティブな気分のまんまになってしまいます。寝るまでネガティブな思考と気分に包まれていると、たいてい朝は憂鬱です。とても勿体ない過ごし方をしまっていると分かっていても、人間とはそういう性質をもっていますから、そうなってしまいます。本当に困ったものです。

 

本当に嫌な事があったのならまだしも、嫌な事がありそうだという予感がするだけで、気分が悪くなって思考が正しく機能しないという事もあります。人間は、勝手に自動予測をしてしまう生き物ですから、特に、ネガティブな事になると、勝手に自動予測、自動予感をして、ネガティブな感情や気分になってしまいます。そのようなネガティブな予感だけでも、1日中ネガティブな感情や気分が頭の中を巡り続けて、勿体ない1日を過ごしてしまいます。

 

また、会社など多くの人がいるところにいると、自分とは全く関係ないのに、他人が他の人の悪口を言っていたり、罵っていたりするのを目撃したり、耳に入ったりするだけで、気分がネガティブに傾いていきます。とにかく、人はネガティブな事に引っ張られやすいですから、そういう環境にいるだけで、ネガティブな気分になって、家に帰ってもいつまでも嫌な気分で過ごすという事にもなります。HSP(Highly Sensitive Person)系の人は本当に大変です。

 

そういう意味で、人とのやり取りや会話においても、相手の言動を聞いていて、悪い事になりそうだと勝手に直感したり予感したりすると、ネガティブなバイアスのせいで自分の中に思い込みが生じて、それが原因となって、相手に対する誤解が生じたりします。そのようにして、相手に対する嫌悪やネガティブな感情による苦しみが生まれてしまいます。相手との関係も悪くなる恐れもあるし、自分自身にも良くないです。

 

ネガティブバイアスとは、人間の自然な性質です。この性質は自分の生存には役には立ってきたのでしょうが、苦しみの原因でもあります。自分以外の要因が苦しみの要因であることは多いですが、自分自身のネガティブバイアスが苦しみの要因であることも多いです。ネガティブバイアスを軽視せず、ネガティブバイアスの性質を持つ自分をよく知って、自分自身を上手くセルフマネジメントしていく事が、ウェルビーイングを目指して生きていく為には本当に大事だと思っています。