毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

幸せを感じる方法について考える。「今ここ」を大切にする。

幸せを感じるというのは、凄く嬉しい事です。でも、案外難しい事でもあるように思います。今回は、幸せを感じる、そして、幸せになる方法について考えてみたいと思います。

 

自分の考えの結論から言うと、「今ここ」を大切にする、「今ここ」で感じる事を丁寧に見て大事にしていく、という事ではないかと思っています。今この瞬間、今日1日、目の前の事のひとつひとつ、を丁寧に大事にしていく事ではないかと思います。

 

まず、今ここという意味では、自分の毎日の生活を大切にしていく事ではないかと思います。衣食住、と言いますが、それらを自分にとってちゃんと満足いくようにしていくという事です。何も高価なものである必要はなく、自分にとって、好きな良い服を着て、良い食事をして、家の中の部屋や家具など暮らしを自分に合うようにしていく事だと思います。ウェルビーイング(Well-being)の精神です。寝て起きての毎日の暮らしの事なので、自分の身近な暮らし、衣食住は自分の「今ここ」の常にそばにあるし、それらを丁寧にしていく事が大事だと思います。

 

そして、自分を大事にするという事だと思います。自分をもう一人の自分が大事にするという事です。自分に対するメタ認知を高めて、自己理解を高めて、客観的に自分を大事にする事を養っていく事が大事かなと思っています。仏教ではよく、もう一人の自分というものを考えていて、そのもう一人の自分が、自分自身を客観的に見ています。また、心理学者のダニエル・カーネマンは、人間の性質を「システム1」と「システム2」から成るとしていて、この「システム2」を「私」と言っています。この事も、もう一人の自分がいる事を認知科学的に認めているという事です。自分もそう思っていますが、最近の認識では、ほぼ人間の「自分」「自己」という性質には、「もう一人の自分」という自分が形成されていて、それが自分の本体と考えられてきているように思います。その意味で、もう一人の自分が自分を大事にする、という事が自分を幸せにする事にとってとても大事だと思います。

 

その上で、身近な人を大切にする事だと思います。身近な事、暮らしを大事にするという事を基本的には同じです。自分を大事にする事の延長線上という意味でも同じです。まずは、家族でも友人でも職場の同僚でも誰でも、身近な人との関係を丁寧に考えて、一人一人大事にしていく事が幸せを感じる事だと思います。身近な人との日々の関係も、その瞬間は自分にとっての「今ここ」なので、その瞬間の連続を大事にしていく事が重要だと思います。

 

今回は幸せを感じる方法について考えてみました。毎日の生活としての身近な衣食住、自分自身、身近な人、それらを、その瞬間瞬間、今日1日の連続として大切にしていく事が、幸せを感じる事につながって、幸せになっていくのではないかと思っています。

 

私は、ウェルビーイングを最も大事だと思っていますが、その事の中に、この「今ここ」を大切にする事は入っています。このウェルビーイングという目的の為に、「今ここ」を大切にする精神をこれからも大事にしていきたいと思っています。