毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

習慣化を有効にする条件。安全な心・健康な身体・マインドフルな体験

色んな事ができるようになって、日常生活をより充実したものになりたい。その為には、毎日の習慣を安定して行えるようにしたい。でも、あれもこれも手を出そうとして、なかなか習慣化が上手くいかない。

 

今回は、習慣化を有効にする条件について考えてみたいと思います。

 

まず、安全で安定した心理状態を作る、という事でしょうか。逆に言うと、危険で不安な心理状態では、なかなか習慣化に取り組むのは難しいという事です。落ち着きがなく不安で、いつも周りを警戒していて緊張しっぱなしのような状態では、すでにそれらが固く習慣になってしまっていて、柔軟性や楽しむ心ないため、新しい習慣に取り組むのが困難です。

 

なので、不安や恐怖のない安全安心の環境づくりが大切です。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、なかなか習慣化が進まないという場合には、程度の差はあれ、自分にとっての快適な環境が整っていないのかもしれません。人は、自分を取り囲む環境の中で環境を感じながら生きる生き物です。周りの環境が安全で安心でない場合はそちらに感覚器官や脳が無意識にもっていかれて、何かに取り組む心の余裕がありません。自分にとっての安心した環境とは何なのか、快適でリラックスできる空間とはどういうものなのか、人間関係も含めて、ありとあらゆる、自分が求める安全安心で快適な環境とは何なのか、そういう事を考える事が意外と有効だと思います。

 

そして、健康な身体の状態が大切という事です。上でお話しした安全安心な心理状態を作る、という事と関連しています。身体が疲れて切っていて、頭も疲弊しきっていては、なかなか新しい事に取り組む事が難しいです。ですから、しっかり睡眠をとるとか、身体の疲れをしっかりとるとか、適切な食事を摂るとか、軽い運動をするとか、身体の管理、体調の管理は大事です。身体の状態が整ってくると、新しい習慣に取り組みやすくなると思います。

 

その上で大事なので、習慣のプロセスの瞬間瞬間をマインドフルに体験する、という事です。習慣したいという事を焦るあまり、習慣化して達成した状態になりたいという、到達した結果ばかり考えていると、そのプロセスである習慣そのものが面倒くさくて、やり始めるのが難しくなります。なので、習慣そのものを楽しんで充実したものになるように取り組むのが良いと思います。習慣のプロセスを一つ一つにゆっくりと心を穏やかにして向き合って、習慣のプロセスの瞬間瞬間を、すべて体験し尽くすように、マインドフルな状態で取り組むという事です。その為には、やはり心身が整っている方が良いです。集中した状態になりますから、続けると疲れるように感じるかもしれませんが、充実して楽しんでいるような状態にもなりますから、心地良く取り組めるはずです。

 

今お話ししたのは、全部完璧な状態にしようとしなくても良いと思います。少しずつ、安全で安定した心理状態、健康な身体の状態、マインドフルな習慣の体験、のどれかをゆっくり改善していけば、習慣化の条件が整っていくように思います。焦らず、丁寧に、習慣化を楽しみましょう。