何かをやりたい、やらないといけない。でも、何か頭や身体が落ち着かなくて、何から手を付けていいか分からない。また、身体が疲れていて、モチベーションも上がってこない。そして、結局やらない。やれない。今日も何も変わらない。そういう事ってないですか。
そういう時というのは、ひとつに、身体の調子が良くない、という事があると思うんです。身体の調子が良くないと、身体もちゃんと動かせないですし、頭もまともに回りません。大事な事は、何をやろうとするにも、まずは、”身体の調子を中心に考える”という事です。
人間は身体で出来ています。何かを決める頭も脳も、結局は身体です。身体の状態がいまいちでは、自分の力は発揮できません。そういう時、私が日頃からやっているのは、身体の点検と、瞑想、そして、その組み合わせです。
まず、「身体の点検」です。どことなく身体が不快なのに、身体のどこが不快なのか、意外と自分でもわかっていないと思います。頭痛、腹痛、肩コリ、首コリ、腰、足の痛み、胃腸の調子、色々とあると思います。でも、日常生活の中では、意外と気付いていません。なので、毎晩、寝るまでの時間とかに、身体の状態を気付く習慣を持つようにするのがお勧めです。ストレッチやマッサージをして、直接自分の手で自分の身体を触ってみるのが良いと思っています。足や腕を伸ばしたときの「痛み」の感覚を確かめる事は気づきとしてとても大事です。肩甲骨周りや、ふくらはぎも、結構傷んでいます。それらは血行が悪くなる原因になりますから、状態を知っておくことは大事です。
そして、「瞑想」です。身体を点検するときは、心や身体が落ち着いている事がとても大事です。落ち着いていないと、身体の状態に気付けません。静かにして目を閉じて、瞑想に入りながら、身体を静かに点検するのが良いと思います。呼吸瞑想によって、呼吸に意識を持っていくと、吸ったり吐いたりするときの、頭蓋骨の変化や、胸、お腹の動きから、呼吸するのがきついとか、胃が重い、とか、目が疲れているとか、呼吸だけでも色々と身体の状態に気付けます。
さらに、上の身体の点検を、瞑想と組み合わせて、瞑想しながらストレッチしたり、マッサージしたりするのも良いと思います。呼吸も組み合わせていく事によって、身体の色んな箇所の状態に気付けます。瞑想でより落ち着いていれば落ち着いているほど、より気付けるようになります。その意味で、瞑想の習慣で瞑想に慣れておくことはとても良いと思います。
心が落ち着いていない時、けっこう自分の身体の状態に気付けていません。気持ちや勢いだけではなかなか思うように自分を動かせません。だから、身体の状態を中心に考える、という事を覚えておくことは、自分をドライブさせていく上で非常に重要です。その方法として、身体の点検、瞑想、そして、それらを組み合わせて行う、というのはとても有効です。
このような事があった時、トライしてみて下さい。意外と、予想していない身体の箇所が疲れていたり、痛んでいたりします。そういう気づきの習慣を持っておくのは良いと思います。