毎日の習慣や哲学の実践をつづる40代ブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けている40代です。

メンタルコントロール。意識と無意識の使い方。

ネガティブな感情や気分にさいなまれることがよくありませんか。会社に行くと多くの人がいますから、仕事上の事だけでなくいろんな話題で疲れるし、仕事そのものに関することでも悩みはつきません。家に帰っても、仕事の悩みは頭の中に処理できずに持ち帰ってきたり、家族の事で心配事やストレスがあるとそれも頭を悩ましたり、テレビやインターネットの情報に触れてもイライラしたり不安になったりします。

 

そういうたくさんの把握できない悩みや不安事、不快感で、せっかくの週末も心身穏やかに過ごすこともままなりません。

 

メンタルコントロールは、そのような辛く苦しいメンタルの状態をいかにコントロールしていくかというアプローチですが、今回は「無意識」と「意識」という観点で、メンタルコントロールについてお話ししていきたいと思います。

 

ここでの問題の原因は、自分の「無意識」の不快感だと思います。そして、その「無意識」の不快感を、自分の「意識」がどうにかしようとするわけですが、それが上手くいかずつらく苦しくなって、場合によっては、自分の意識による思考で、かえって自分を苦しめる事もあると思います。

 

無意識と意識は、フロイトが指摘した重要な概念ですが、無意識とは自分のよりコアの部分にあって、身体や感情、気分や感覚につながっているものです。無意識ですから、思考でコントロールすることは難しい領域です。でも、身体の状態や感情の情報はすぐに無意識の領域に入ってきますから、それらが不快だと無意識は不快に感じます。このような無意識の不快感は、自分の身体の状態や気分や感情だけでなく、周りの人や自分を取り巻く環境、社会、情報にさえも反応して生じます。無意識は自分のコアですから、その状態が不快であるというのはとても耐え難いため、何とかしようとして、自分だけでなく周りの人や社会に対してもコントロールしようとしてしまいます。

 

そして、「意識」とは自分の頭で思考する部分です。論理的に思考して、判断して、言葉を作り出し、何かを決定して、実行に移そうとします。無意識は自分のコアですが、意識も自分の一部です。無意識と意識で合わせて自分であり、無意識と意識はつながっています。無意識が不快な時、意識がこれを解決しようとします。

 

ですから、自分の心が落ち着いてなくて、余裕がない時、自動的に意識でなんとかしようとして、社会のせいにしたり、周りの人のせいにしたりという事も起こってきます。そういうのはトラブルのもとだし、相手も自分も傷つけますから、避けたいことです。問題は、この”無意識の不快感”をどうするかという事です。

 

大事なのは、身体や心を落ち着かせることと、意識で上手く対処するという事です。

 

心身を落ち着かせることは最初のステップとしてとても重要です。具体的には、静かに自分の内面に向き合う事になりますが、実践的には瞑想のようなものだと思います。マインドフルネスの瞑想では、自分の雑念を振り払って無になるという事もあるんでしょうけど、静かに自分のコアの部分、無意識の状態をしっかり”観る”という事が大切だと思います。無意識をしっかり観るには、心身が落ち着いた状態に持っていく事が大事で、その状態になって初めて自分の内面や身体の感覚や状態、気分、つまり無意識を観て感じる事が出来ると思います。仏教用語に、”観自在菩薩”という用語はあるそうですが、この状態です。まさに瞑想です。

 

そして、その不快な無意識の状態を、しっかり客観的に認識することが大事です。無意識を快不快すべて意識的に認めて受け入れて、時には慰めたり労わったり励ましたりする事が重要だと思います。これはセルフ・コンパッションでの実践と同じだと思います。この時、言葉を丁寧に選んで使っていく事も重要で、これは思考する”意識”の部分ができる事だと思います。

 

大事な事は、自分の在りかはよりコアな部分である無意識だという事です。意識より無意識の状態が重要です。だから、この無意識の状態を常につかんでおくことが大切です。意識は、すぐに頭でジャッジして善悪を決めようとしますから、無意識の不快感を何とかする為だったら他人や世の中のせいにもしようとします。そして、さらに怒りをためたり不快感をつのらせたりして、さらに無意識の不快感は高まってしまいます。

 

ぜひ、つらい感情や気分にさいなまれたときは、”無意識”と”意識”に注目してみてください。そして、無意識がコアの自分であることを認識して、無意識の状態を認識して受け入れて、そしてはじめて”意識”を正しく使って、より良い方向に自分を導いていきましょう。その時マインドフルネスやセルフ・コンパッションなどの基づく瞑想の方法が役に立つと思います。