毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

働いているHSP傾向の人へ。不安感や焦燥感でつらい時はさっさと帰って寝る。

私は40代半ばの会社員で、会社勤めをして10年以上になります。30代の頃から何かと疲れやすく、不安感や焦燥感に苛まれながら働いてきました。今は、色々と自分を知って対処してきたので、その傾向も軽減して、以前より明らかに働けるようになりました。その過程で分かってきたことの1つは、自分はHSP(Highly Sensitive Person)の傾向を持っているという事です。

 

誰かが言ったことが過激だったり、語気が強かったり攻撃的だったりすると、凄く影響を受けて、不安が高まったり、頭が疲れたり、頭痛になったりします。そういう攻撃的な言動やメールの文面はきつすぎるのではないかと気になって、他の人にどう感じたか聞いてみると、「気にしない」という返事が返ってきたりします。なので、会社員の多くは、良い意味で鈍感なのではないかとも思っていますが、私のような、ある意味、敏感なHSP傾向の人間にとっては、こういう事態はけっこう大きい問題なのです。

 

もちろんこういう不安になりやすい傾向は、人の言動だけでもなく、仕事が進まないとか、このままでは会社から評価されないとか、そういう事も強く影響を受けます。後になって客観的に考えると、大して問題ないのに、その時は過剰に不安になってしまうのです。とにかく、影響を受けやすく、感情の変化が大きいのです。

 

このような経験から、私は、不安感や焦燥感など感情を大きく揺さぶられて、気持ち的に追い込まれたり、辛さがつのったりしたら、その日はとにかくしのいで、無駄にあんまり長く働かず、さっさと帰って、しっかり身体を休めて寝るようにしています。

 

そこで、不安感や焦燥感でつらくなったとき、何故さっさと帰るのかの理由と、今どうやって普段から対策しているのか、についてお話ししたいと思います。

 

理由のひとつ目は、まず、不安感や焦燥感、そして憂鬱感も含んでも良いかと思いますが、そのような感情が大きく変化した状態では、問題に対する対処能力が凄く下がっているという事です。脳がまるで役に立ちません。脳が疲れ切ってしまって、普段回っている思考の能力が全然発揮できない状態になっています。特に、私のようなHSP傾向の場合は、感情の起伏というか振幅が大きいですから、人一倍影響が大きく出ます。そして、その状態で導き出した解決方法は、本当に程度の低いもので、あてにならないものです。実際、次の日冷静になると、前日の不安や焦燥感の原因となるものが何であるか、よく分析できます。冷静さがとにかく大事だという事です。だから、対策としては、その日、その場で解決することを諦めて、明日の冷静な自分に対処してもらうという事です。その為に、その日は可能な限り早く帰宅して、身体を休ませて、叱り睡眠を摂るということです。これによって、不安感や焦燥感で対処できなかった問題が、次の日冷静に対処できるようになります。

 

そして、もう一つの理由が、不安や焦燥感は身体や習慣に基づいているという事です。不安や焦燥感は精神的な状態から来ますが、基本的には脳内で感じていて、身体としての脳の状態の影響を受けています。そして、身体の状態は一か月くらいのバイオリズムを持っています。調子のよい週もあれば、悪い週もある。そのような周期になっています。だから、睡眠を普段からしっかりとっているかとか、食事はちゃんと摂っているかとか、生活リズムとか、運動とか、そういった総合的な事が影響します。このような身体のコンディションのメンテナンスは一か月くらいの生活習慣から来ます。その意味で、習慣は生活習慣を作ります。習慣とは日常と形作っている、自動的にやっている事ですから、これも身体のコンディションに影響します。なので、対策としては、数週間の単位で自分の身体の状態を見るようにしています。そして、特に生活習慣からアプローチして、一週間とか数週間の単位で、調整するようにしています。こうやって身体のコンディションを整えていくと、結果的に、感情の変化も小さくなります。

 

実際今でも、会社いる時に辛い事や不安になることが起こると、感情が乱されて困ることが多いです。でも、この自分のしくみを解っているから、無理してその場で何とかしようとせず、その日の問題は一晩寝かせて対処するようにしています。そして、本当の意味でも対処は、数週間とか一か月とか身体のコンディションの維持や生活習慣の改善で行うようにしています。

 

とにかく、不安感や焦燥感でつらい時、さっさと帰って早く寝る。これに限ると思います。