毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

挑戦する理由。脳は進化を求めている。

一般的に、挑戦する事は大事だとよく言われますよね。社会で大きな成功を収めている人は、たいてい失敗を恐れずに挑戦して、多くの失敗を重ねて、そして成功を掴んでいます。失敗の経験無くして、成功はないといわれます。だから、挑戦は大事なのです。

 

でも、一回成功したらそれでよいかと言うと、それだけにとどまっていません。成功する人は、さらに新たな事に挑戦して、さらに成功を積み重ねていきます。一体、挑戦を繰り返して成功を収めて、それでもなおさらに挑戦するのは何故なんでしょうか。

 

確かに、挑戦する事は成功するためでもあるのですが、さらに言えば、挑戦し続けないといけないとも言えます。何故挑戦し続けるかと言うと、進化する為だからです。人類は他の生物と同様に進化する生き物です。ですから、本質的に進化する事を求めているのです。

 

そして、よく「マインドを変える」というフレーズをよく耳にします。マインドを変えると、人間は大きく変化出来、進化できます。マインドというわけですから、要は、脳が進化するという事です。人間は本質的に、脳の進化を常に求めているのです。では、何故脳は進化を求めているのか、この事について考えてみたいと思います。

 

脳の進化とはどういう事でしょうか。それは、脳内の神経細胞のネットワークの構造が常に変化し続けるという事です。それは、神経ネットワークの構造変化の単なる循環ではありません。不可逆な変化、つまり、進化しているという事です。人間は毎日の経験を脳内に記憶として蓄積していきます。経験や記憶とともに、不可逆的に神経ネットワークの形を変え続けているのです。

 

人間は、健康体であれば、必ず毎日太陽が上がると目を覚めして起きて、太陽が沈むと眠くなって寝ます。寝て起きてを繰り返します。セロトニンメラトニンに基づいた概日リズムを持っているわけです。人間は必ず寝ないと死んでしまいます。脳が耐えられないからです。その意味で、一日の生活リズムという循環する仕組みを持っています。

 

ですが、脳は単なる循環では十分ではありません。毎日毎日同じ事を繰り返すことに耐えられません。それは時間が一方方向に不可逆に流れているからです。時間が進んでいくとともに、人間は経験をします。そして、その経験を記憶として蓄積していきます。時間の経過とともに人間は記憶を蓄積し続けているでしょうか。脳が記憶で蓄積されたら、寝ている間にたまった記憶を整理しています。さらに、記憶が古くなっていくと忘却していくものもあります。そうやって頭を常にクリアーにしようとしています。脳は快適さを求めているのです。

 

そして、情報をインプットして、インプットした情報を活用して思考して、そして、アウトプットを行動を通して行っています。インプットと思考とアウトプットを繰り返しています。でも、単なる循環ではありません。アウトプットしたことをフィードバックしてまた新たなインプットにし、さらに、新たな情報もインプットします。ですから、単なる循環ではなく、常に進化しています。これは脳が求めている事なのです。

 

挑戦とはつまり、脳が進化を求めているからです。失敗してでも成功を追い求める。それは、成功体験となってまた大きく進化した事を実感することが出来ます。だから、何歳になっても色んな事に挑戦して、多くの失敗をしてでも少し成功をして、そして、脳を進化させていきましょう。脳が進化する事は脳にとって快適な事なのです。