毎日の習慣や哲学の実践をつづる40代ブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けている40代です。

人間の情報子としての機能とは。人と話がしたいという欲求。

人はどうしてそんなに人と話がしたいのでしょうか。人には、自分の思っている事を他人に話したいし、聞いてもらいたい。そういう、他人に認められたいという承認欲求があるからだと思います。とにかく他人のリアクションが欲しい。ツイッターのようなSNSでも、何かを発信して、誰か分からないけどリアクションが欲しい。こういうのも、人と会話がしたい、自分の存在を知ってもらいたい、認めてもらいたいという欲求の表れなんだと思います。

 

人間という生命体は、「情報子」という機能を持っていると言われることがあります。一体、情報子とはなんでしょう。情報に関連して、人間は他の生物と同じく、DNAという遺伝情報を持っています。人間は、子から子へと遺伝情報を過去から未来に時間軸に伝達しています。構造主義言語学ソシュールの言語論に、通時性と共時性という概念があります。この概念を借りると、人間の情報に関する通時性とは、DNAの時間軸の情報の体系に相当します。共時性とは、この場合、時間軸ではなく、そのものの違いや体系の事で空間的なイメージでしょうか。言語における共時性とは、その時代の言語が、地域や民族で違っていてどのような多様な言語が使われているか、そのような言語の比較を議論するものです。人間の情報子としての共時性とは、人同士の直接対話や間接的なコミュニケーション、インターネットやメディアを介するコミュニケーション、文書や本なども含む、ありとあらゆる情報を、人を起点して、また、人を介して、交換し、拡散する事になるかと思います。もちろん、情報は時間軸においても過去から未来に伝達されていきますから、これも情報の通時性とも言えます。

 

人間は、知的好奇心があって、自分を取り囲む環境の情報をたくさんインプットします。色んな事を知りたいわけです。知ったことをすぐに人に話したいという欲求もありますが、人は感じて考える生き物です。インプットした情報を自分の頭で考えて整理して自分のアイデアを加えて新しい情報に形を変えます。その頭にたまった情報を誰かに聞いてもらいたくてしょうがないわけです。自分のアイデアを聞いてもらいたい。また、自分自身についても知ってもらいたいし、認識してもらいたい。そういう強い承認欲求を持っています。このようなあらゆる種類の「話したい」という欲求によって、多くの情報をアウトプットします。そうやって人は、情報をインプットして、その情報に自分のオリジナルを加えて、そして、その情報をアウトプットする、情報子として機能を持っています。このようにして、人間は社会を形成しています。人間社会とは、情報子という観点から分かりやすくなります。情報子は、単に情報を循環させているだけではありません。インプットした情報に新しい情報を付加してアウトプットします。その新しい情報が情報子としての自分の情報そのものです。この情報子の機能によって、社会全体に自分自身の情報が拡散していきます。

 

情報子に基づく人間社会の形成は、人と話をしたい、そして、認めてもらいたいという欲望を起源にしています。言うまでもなく、インターネットはその社会を拡張しています。インターネットの社会は今後もますます発展していく事が予測されますが、それは人間の承認欲求に基づくものなのです。