毎日の習慣や哲学の実践をつづる40代ブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けている40代です。

人間は猫社会を構築できるのか!?

人間の社会は、世界中どこを見渡しても、一部の国家は除いたとして、基本的に資本主義経済システムを形成しています。より発展途上国ほど、資本主義の経済システムは不十分ですが、徐々に世界は先進国の資本主義の経済発展の流れに押し流されるように資本主義経済システムになっていくでしょう。

それを加速している要因のひとつが、人間の経済活動であるビジネスです。効率的なビジネス活動によって資本主義経済システムはより精度を上げています。ビジネスの本質は、効率化であり、生産性です。人間の生産的な性質が、経済システムを形成しているのです。

でも、生産性が人間の性質だからと言って、皆が心地良い思いをしているとは限りません。人間にも、性質には違いがあって、より生産的な人もいれば、そんなに生産的でない人もいるわけです。生産性とは人間の性質のひとつであり、すべてではありません。多くの性質の内のひとつにすぎません。そのような経済社会の中で、多くの人々は息苦しく感じて生きているのは当然です。仕事大好き人間は確かにたくさんいて、生産性を追求することが趣味のような人もいますが、生産性だけが好きではない人はたくさんいるのです。人間にはたくさんの性質があって、個人個人で性質の種類と程度が違うのです。ですから、自分の性質が生産性に偏っていない人は、このビジネス社会を息苦しく感じるはずです。

 

そのような中で、人間とは異なる動物である、"猫"に注目したいと思います。猫は犬に並んで、最もペットとして人気にある動物のひとつだと思います。何故、猫はそんなに人気があるのでしょうか。

最近、猫動画が凄く人気です。Youtubeなどを視聴していると、猫動画を配信しているYoutuberがたくさん出てきています。以前から、癒し系の人間の赤ちゃん動画や、犬などの他の動物動画もたくさんありましたが、個人的にひいき目に見て、今では猫動画が圧勝していると思います。人間の赤ちゃん動画より、猫動画の方が圧倒的に人気だと思います。しかし、何故人はそんなに猫動画が好きなのでしょうか。猫動画に癒されるのでしょうか。

実際は、猫はよく不細工な顔をしますし、いつもだらだらしていて、寝ています。そして、撫でてあげようとしてもどこかに逃げて隠れてしまいます。自分が撫でてもらいたいときだけ甘えに来て、ある程度撫でてもらって納得したらぷいっとどこかに消えてしまいます。これの、どこが可愛いのでしょうか。でも、実際、これが可愛いんです。

 

さっきのビジネスの話からすると、猫は全くビジネスっぽい性質も持っていません。生産性などというものとは無縁です。きっと、そういうのも見てて気が抜けてほっとする要因だと思います。そして、きっと、人は猫に自分を投影しているのです。根源的に、自分も猫みたいに、心から気を抜いてリラックスしたいと思っているのです。

猫は、ある意味、これも猫の種類によりますが、神経質です。リラックスできない事は嫌いですから、落ち着かないとすぐどこか静かなところに消えてしまいます。強いて言うなら、猫の仕事は、リラックスすることです。リラックスすることのプロフェッショナルです。常に、リラックスすることを中心的目的としていて、少しでもリラックスできないとその状態をすぐ回避しようとします。

そして、猫は実は人間が大好きです。というか、人間の態度次第で猫は好きになってくれます。猫はその人の事が好きになると、いつも撫でてもらおうとするし、撫でてもらってゴロゴロ言い出します。そうやって、心地良さを追求しています。一度、人に心を許すと、猫らしい本物の愛情を示します。

猫のコミュニケーションは、人間がメインとする言語によるコミュニケーションではありません。でも、猫を飼っている人なら知っていると思いますが、猫は心を通じ合わせると、深いコミュニケーションがとれます。それは言葉でない、でも愛情深いコミュニケーションです。ビジネスの現場では猫的コミュニケーションは非生産的なためコミュニケーションツールとして使えませんが、猫とのコミュニケーションでは、ビジネスの現場用のコミュニケーションは役に立ちません。人間の性質のうちには、この猫コミュニケーションをとれる人がいます。そんな人たちにとっては、ビジネスより猫との交渉の方が好きなのではないでしょうか。

猫が好きな人は、そんな猫に自分を投影しているのです。不細工な顔をしていつも気を抜いている、そんな猫になりたいという願望を持っているのです。おそらく、人間には、この猫の性質を根源的にあるのではないかと思います。ビジネスとか、生産性とか全く無縁の、猫的性質を持ち合わせているのです。

 

そして、猫は猿や犬とは異なる社会を形成します。猿などは、人間社会によく似た、ボス猿をトップとする縦社会を形成しています。人間社会と比較すると生産性は低いですが、それでも猿なりの効率的な社会を構築しています。その点猫は、猿のような縦社会を形成していません。かといって、単独行動をとっているわけでもありません。時折、集まっては井戸端会議をしている様です。でも、必要以上に馴れ合ったりしません。お尻を向けあって一定の距離を保っています。集まりながらも、けんかをしないように、気をつかっています。でも、お尻を向けあいながら集まっているのです。それが猫の連帯であり、猫社会です。上手くやっているのです。

 

人間は、上で言ったように、生産性を中心とした経済社会を形成しています。もちろん、猿と同じくどの企業も組織も縦社会を形成しています。しかしながら、でも、人間はきっと、生産的という性質だけでなく、猫的な性質も持っているのです。

歴史を振り返ると、人類はかつては今ほどの効率的な経済社会を構築していませんでした。猿社会に似たヒエラルキー構造を中心とした社会システムの時もありました。でも、人間は動物でありながらも、他の動物とは違って、色んな社会システムを採用できます。色んな社会システムを複合化できます。例えば、資本主義経済社会に、福祉社会を複合化した北欧の国々のようなものです。日本も、アメリカより大きな政府を持ち、アメリカより社会主義的な社会です。

人間は、根源的に猫的性質も持っていますし、人によってはかなり猫的な性質を持っていると思います。人間社会をすべて猫的社会にすることは難しいでしょうが、部分的に猫社会を構築できないものでしょうか。経済中心の社会は、生産性、効率性を重視した社会です。猫社会は、生産性は気にせず、リラックスを重視した社会です。どうでしょうか。リラックス、心地良さに、最も高い価値をおいた社会です。そして、もちろん、愛ある社会も実現できます。魅力的な社会だとは思いませんか。人間の行う論理的、合理的言語によるコミュニケーションとは異なり、猫的コミュニケーションをコミュニケーションツールとして会話をします。人間社会にとって、そんな猫社会を採用していく事をもっと模索してもいいと思います。