毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

最近のポジティブフィードバック。朝と夜の生活習慣。妻とエプソムソルト。

ウェルビーイング(Well-being)の向上を目指す習慣という事で、日々のポジティブなフィードバックは大事だと思っています。そこで、最近ポジティブに感じられる事、良かった事、について振り返ってみようと思います。

 

毎日の朝の習慣として行っている事が、例えば、軽い筋トレ、軽い体操などが、相変わらずちゃんと続けられているという事です。すでに生活の習慣として確立しているので、普通の事と言えば普通の事なのですが、それらがちゃんと継続できているという事がとても良い事だと感じます。

 

そして、この年末からお風呂を朝から夜に変わったというのがあります。妻が、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)という入浴剤を購入した事がきっかけで、夜は決まってこのソルトをバスタブに入れてお風呂に入るようになりました。以前までは、朝にシャワーを浴びるという習慣だったのですが、夜にエプソムソルトを入れてバスタブでゆっくりするという事に決めると、簡単にお風呂の習慣は変えられました。その意味では、朝にお風呂に入っていた習慣が無くなって、夜の習慣になったという事です。

 

そして、お風呂には妻と一緒に入るようになりました。先に妻がお風呂に入ってしばらくして、自分が入るという感じで、一緒にバスタブに浸かっています。バスルームはそんなに広くないのですが、一緒に入るというのが楽しいです。これまで、あんまり一緒に入るという事はなかったのですが、「一緒にエプソムソルトのお風呂に入ろう」という事をきっかけに、一緒に入るようになりました。お風呂でリラックスしたいというのは二人とも思っていて、一緒にお風呂に入ると、意外とリラックスできるという気づきはとても良かったです。独りだと、慌ただしくお風呂から出てしまったりして、二人だと話をして楽しく過ごす事が出来るので、のんびりとした時間を良い過ごす事が出来ます。

 

もう10日間くらいは、夜はエプソムソルトで妻とお風呂に入るようにしていますが、夜の過ごし方に余裕が出てきました。最近は、こうして、夜にお風呂に入ってのんびり過ごして寝るというのが習慣になってきていて、その流れが生活のリズムになってきています。そして、妻と一緒にのんびりと夜を過ごせるというのも、とても良いです。

 

これまでは、自分自身朝の時間帯に習慣を充実させてきていて、どちらかというと朝に重点を置いた生活習慣だったのですが、夜の時間帯にも生活習慣にも重点が出来てきて、朝と夜とで睡眠を挟んで、リズムを作っていくのは悪くないように感じています。しかも、夜は妻と生活の習慣を作っているので、それも良いです。

 

そんなわけで、ポジティブフィードバックとしては、朝の習慣はこれまで通り充実していて気分は良く、夜には妻と一緒にエプソムソルトでお風呂に入るという新しい習慣が出来て、その事が凄く嬉しく感じられています。これからは、朝の時間だけでなく、夜の時間も充実する生活習慣を作っていきたいと思っています。

朝の習慣の振り返り。軽い家事と筋トレと体操と、太陽の光を浴びる。

この年末年始は、コロナ禍である事もあって、基本的に家の中で過ごしていました。そんな中、朝のルーティンというか、朝の習慣はほとんど変わっていないように思います。

 

今回は、最近やっている朝の習慣について振り返りをしてみようと思います。

 

朝は、まず軽い家事という事で、簡単なサラダとフルーツ入りのヨーグルトを準備しています。これらは、昼に食べるものです。以前から朝食は食べない生活をしていて、ちょっと前まではフルーツヨーグルトだけ食べたりする時期もありましたが、最近はそれも昼に食べています。なので、朝はただキッチンに立ってまな板や包丁を使って軽く準備をするだけです。この時間は、まだ暗くて太陽も昇ってこないので、そんな気持ちが上がってきません。なので、準備運動がてら身体を動かすという意味で、ちょっとした家事をやっています。

 

そして、軽い筋トレです。最近は、膝付き腕立て伏せ20回、腹筋20回、背筋20回、ヒップリフトをしながらグーパートレーニング50回を毎朝やっています。昼や夜にも時間があるときにはやっています。軽い筋トレは始めてから半年以上は毎日続けていて、この1か月くらいは、メニューも変わっていません。このように朝から筋肉を動かす事で身体だけでなく頭も目覚めてきて、気もちが前向きになったり、行動力が上がったりしてきます。

 

それと、軽い体操という事で、NHK教育で放送しているテレビ体操をやっています。10分程度の短いものですが、やっているとそれなりに体操をしたという実感はあります。ストレッチみたいな動きも含まれているので、朝の動かない身体が少しずつほぐれて動いてくる感じがあるので、朝の習慣には凄く良いです。また、身体の血行の改善などの身体の健康にも良いので、これを毎朝の習慣にしておくことで、体調を維持する事が出来ます。この習慣は、もう何年もやっています。

 

最近は、太陽が昇ってくる時間が遅いですが、太陽が昇ってきたら、5分とか10分とか少しの間ですが、太陽の光を見るようにしています。暗いと、なかなか気持ちが上がってこないので、太陽の光で自分を軽く覚醒させようというのが狙いです。太陽を直接見ると光が強すぎるので、直接は見ないようにして、目に太陽の光が入ってくるようにしながらやっています。テンションが上がらない日や、憂鬱な気分の時は、少しの間そうやって太陽を見ながらただ窓側から外を眺めています。私の家はリビングの窓が南側にあって、カーテンを全開にしていると東の方から太陽が上がっているのが窓越しから見えるので、窓のそばにある椅子に座ったり窓の前に立ったりしています。何もせずただ太陽の光を浴びて外の景色を見ていると、心も落ち着いてきます。

 

このところ、朝は寒くて暗いので、憂鬱気味で気持ちもすぐには上がってきません。なので、軽い家事、筋トレ、体操をやって身体を動かして、そして、太陽の光を浴びてセロトニンを分泌させて、そうやって1日を始める為の朝のウォーミングアップをやっています。最近の朝の習慣はこんな感じです。

不足・欠乏がつらさを生む。自分・時間について。

憂鬱感や不安感などのつらさは、生きていく上で本当に面倒で不快ですが、それは、自分が感じている「不足感」とか「欠乏感」が原因なのではないかと思っています。いつも時間がないとか、いつもお金が足りないとか、とにかく、生きていると色んな事に追い込まれるわけですが、そういう常に何かが「足りない」と感じている事が、つらさの原因ではないかという事です。

 

まず、自分です。いつも他人の事や他人からの評価ばかり気にしていたり、世の中の事、世の中の基準にばかり意識が行っていたりすると、自分の価値が常に自分以外の何かの基準に対して決まるようになってしまうので、他人から評価されていないと感じると自分の価値は下がるし、世の中の基準を自分が満たしていないと感じると自分の価値が下がる事になります。そうやって、いつも自分は、他人や世の中に対して足りない人間になってしまいます。相対的には、足りない時もあれば、十分足りている時もあるのでしょうが、人間にはネガティブなバイアスがかかるので、十分足りている事にはあまり注目せず、足りていない事に注目してしまって、その結果いつも足りないという感じになってしまいます。それより問題は相対的な事ではなく、自分を自分でよく見て自分の価値を自分で決められていないから常に足りない自分になってしまうんだと思います。ですが、人間はそういう生き物ですから、いつも足りないと感じやすいのは普通です。ただ、それがつらさの原因ではあると思います。

 

そして、時間です。仕事の締め切りの時間はいつも足りないと感じると思います。毎日の家事も時間が足りません。世の中に対して、自分はいつも後れを取っていると感じます。人生で自分が到達しなければならないと思っている地点に到達するのにも時間が足りません。いつも、時間が足りないんです。それは、自分の時間ではなく、世の中の基準に時間を合わせてしまっているからです。確かに、電車の時間に遅れると電車に乗れないので、生きていると世の中の時間に合わせないといけない事情があります。でも、この世の中で何か為して生きていかないといけないと思い過ぎると、世の中は世の中の時間で進んでいるので、世の中の時間に合わせていかないとそれを為す事は出来ません。大学に入学するにも、会社に就職するにも、社会に設定されている人生のどのキャリアのステップも、時間が迫っていますから、時間が足りなく感じます。キャリアデザインは自分で主体的に考えずに世の中の基準で決めていると、それ自身が自分を追い立てて、常に自分を足りなくします。自分の時間を生きられなくなります。なので、自分の時間、自分の人生の時間は、自分の中に持っておいた方が良いと思います。確かにそれも生きていく上で難しいですが、だからと言って、時間を自分以外の時間、世の中の時間に合わせ過ぎていると、それが常に不足・欠乏の原因になって、自分を内部から急き立てて、つらさの原因になります。

 

生きているとつらく感じる事は多いですが、その原因は、案外自分の中にあって、他人や周りを気にしてそれらを基準にし過ぎて、それに対していつも不足している、欠乏していると感じているからだと思います。その不足感、欠乏感が、自分や自分の時間に対して感じてしまうんだと思います。こういう仕組みは人間は持っているので、その事を意識して、常に自分をよく見て、自分に対するメタ認知をして、自己理解を高める事が大事だと思います。そして、基準を自分に常に持ってくるようにすれば、自分は十分足りている事を認識できるし、時間も十分ある事を認識できると思います。

 

不足しているものは、自分自身や時間についてだけではありません。お金、会社での評価、人間関係、色んな事に関する不足感、欠乏感があるかどうか自分で確認してみるのも良いと思います。それがつらさの原因だったりすると思います。

憂鬱な朝はとにかく受動的に陽の光を浴びて身体を動かす。

前日までの影響か、睡眠不足か、色んな理由により、朝から憂鬱な時ってあると思います。仕事の事で嫌な事があって、起きた時からネガティブ思考になったり、その事が頭の中をぐるぐる回っていつまでも憂鬱感が無くならなかったり、そういう朝は本当につらいです。でも、そういう時って、いくら頭の中で考えていても良い感じになってきません。論理的思考、分析的思考はあんまり役に立ちません。次から次へと展開されるネガティブ思考に囚われ続けるだけです。

 

そういう時は、頭で無理に何とかしようと思わず、受動的に、太陽の力を借りて、本来持つ身体の力を借りるのが良いと思います。

 

まず、朝東から上がってくる太陽を見るという事です。5分でも10分でも良いと思います。直接見るのは光の強度が強すぎますから、太陽を直接見ないようにして目に光を入れる感じで、太陽の方向を見ているのが良いと思います。天気の良い朝は良いですが、雲が多くて太陽が見えない日は困りますが、少しでも陽の光を浴びるようにする事が良いと思います。自然と、体内でセロトニンが分泌してきて覚醒してくるので、少し元気になってきます。憂鬱な状態と、少し元気な状態とでは、頭の中で前提が変わってくるので、頭が覚醒する前と後では人が変わったようになれます。なので、憂鬱な朝は、その時のネガティブな思考の中で、思考で何とかしようとせず、陽の光を浴びて受動的に覚醒を促して、頭の中を元気な気分にするのが良いと思います。

 

そして、身体を動かすという意味で、軽い筋トレも良いと思います。軽くて十分です。私は相変わらず毎朝、膝付き腕立て伏せとか、腹筋とか、背筋とか、軽い筋トレをやっていますが、筋肉を動かすと、身体にスイッチが入って、身体も頭も活性化します。マインドも前向きになります。この作用も、陽の光と同じで、受動的に起こります。頭で考えて何とかする必要はありません。冬の時期など、なかなか太陽が上がってきませんから、その時間帯は筋トレなどをやって、身体にスイッチを入れるのが良いと思います。

 

基本的に、そういう事を朝にやっていれば、それ自体も習慣になってくるので、憂鬱な朝を上手く乗り切りやすくなります。あとは、水を飲んだり、他の家事をやって身体を動かしたり、深呼吸をして心を落ち着かせたりして、太陽が昇ってくるのを待つというのが良いと思います。

 

憂鬱な朝はとにかくつらいです。つらくネガティブな思考が自分を憂鬱感で包み込み、苦しめます。でも、そういう時は、頭で何とかしようとせず、受動的に、太陽の力や身体の力を借りましょう。そして、それを習慣にしましょう。考えるのはそれからです。

時間が無いのではなく、時間が無いと感じている。自分を大事にして自分時間を取り戻す。

いつも時間が無い、間に合わない、と感じてしまう事ってあると思います。仕事をしている時でも、家事をしている時でも、いつも時間が無くて精神的に追い込まれている…。よくあります。

 

後になって、冷静に客観的に考えてみると時間はあったのに、その時はとにかく時間がないと感じてしまう。それは、実際には「時間が無い」のではなく、「時間が無いと感じている」という事だと思います。

 

人間には、自分の中で色んな事を感じていて、感じ方によって、それが「時間が無い」と感じてしまうという事がよくあると思います。言葉も、感じている内容を正確に表現できるわけではないですから、よく分からない何かを無意識に感じている時に、言葉として、「時間が無い」と発してしまいますが、それは感じているものの内容を正確に表現しているとは限りません。でも、「時間が無い」という言葉の表現をしてしまうと、その言葉によって、内容の意味が書き換えられてしまって、「時間が無い」と認識してしまうんだと思います。本当は、時間が無いかどうかわからないのに…。

 

周りの人の事や世の中の基準ばかり気にしていると、自分以外のそれらの事に引き付けられて囚われてしまって、自分以外の基準に達しなければならないとか、周りの人たち、世の中の人たち、世間の人たちのレベルに達しなければならないとか、そういうように、自分自身の内部が自分自身を急き立ててくることがあると思います。そういうレベルに早く到達するように自分の内部が急き立ててきますから、いつも時間がない状態になってしまいます。

 

そうやって、いつも急き立てられて時間がない状態になっているというのは、自分をよく見ていない事を意味していて、自分は今どういう状態なのか、自分は今何を感じているのか、を冷静に客観的に見ていない状態だと思います。結果的に、周りとの比較からいつも自分が急き立てられて自分が無い状態になって、時間が無いと感じているんだと思います。

 

「時間が無い」というのは、実際には「時間が無いと感じる」という事なので、時間がある状態にするためには、「時間があると感じる」ようにする事がポイントだと思います。そして、その為には、自分の状態を、マインドフルになって、冷静に見てあげる事だと思います。今の自分の状態を確認して、自分がどうしたいのか問いかけたり、急ぐ必要のない事を確認したりする事が良いと思います。そうやって、自分以外の時間を生きるのではなく、「自分の時間」を取り戻す事が大事だと思います。

 

人間にとって時間は、感じる事を通して経験するものだと思うので、無意識に周りの状況に影響を受けやすく振り回されやすい感情に自分をまかせ過ぎず、自分の事をよく見て、自分時間を生きるようにする事が大切だと思います。

仕事に関する不安感。不足・欠乏や時間の観点から考える。

会社で働いていると、多くの人がたくさんいて、不安感やつらさを感じる事はあると思います。誰が悪いとか、会社が悪いとか、そういう事が明確に無くても、このままだとやばい、まずいと感じて、それで不安になり過ぎて疲れてしまう、そして、会社に行きたくなってしまう、みたいな。

 

それを、不足とか欠乏とか、そういう観点から考えてみたいと思います。

 

会社では、組織で仕事をしているので、周りの人たちとの関係があります。そういう中で仕事をしていると、どうしても他の人と比較をしてしまいます。また、周りの人を見て判断したり分析したりしてしまいます。そして、そのような人たちは仕事上自分と関わりがあったりしますから、そのような仕事の状況の中で、あれもしないといけない、これもしないといけない、また、これくらいできるようにならないといけない、というようになってしまいます。周りの人ばかり見ていると、そのような人たちに囚われて、自ずとそれが基準になって、相対的に自分をあるラインまで引き上げようとしてしまいます。自分の中で、無意識に、あるラインまで、仕事を進めないといけなくなったり、仕事が出来るようにならないといけなくなったりします。

 

仕事が出来ていると感じている時は、そういう状況の中でも、そんなに頑張らなくて良いからストレスにならないかもしれませんが、仕事が上手くいっていない、出来ていないと感じている時は、心理的に、出来ていない状態からそのラインまで自分を引き上げないといけなくなるという切迫感、プレッシャーを感じます。それは、自分の仕事のレベルが、他の人の比較や会社上相対的に生まれるある到達ラインに対して、不足している、欠乏している、と感じるからです。自分は不足しているから、それをゼロにするために埋め合わせないといけなくなります。

 

周りの人ばかり気にして、自分の状態をよく見ていなかったら、常に自分は足りていない、欠乏していると感じます。この不足感、欠乏感は、自分を内部から急き立ててきますから、急いでその不足や欠乏をゼロにしないといけません。だから、時間が無いと感じます。不足の状態、欠乏の状態は、時間がない状態です。いつも時間が無い人は、おそらく、いつも周りや会社に対して不足していて、欠乏していると思っている人です。

 

だから、不安感やつらさがつのっている時は、自分は不足している、欠乏していると感じているのではないだろうかと気付く事が良いと思います。また、いつも時間が無い人も、自分が不足感、欠乏感を感じているという事を知る事が良いと思います。そして、仕事上での自分の状況をよく見て、今の自分の仕事は何で、自分が今まできちんとやってきた事を客観的に見て、認める事が大事だと思います。たいてい、周りばかり評価して、自分をないがしろにしていると思います。自分を見ず、ないがしろにして、周りばかり気にしていると、常に不足や欠乏を感じます。そして、時間も足りません。

 

もっと自分を大事にして、自分の仕事やその状況について冷静に観てあげる事が良いように思います。

いつもダメな自分。「今ここ」・「自分」を大事にする事は、「足るを知る」事から始まる。

ウェルビーイング(Well-being)を向上させるために、「今ここ」や「自分」を大事にする事がとても大事だと思っています。

 

これまでの過去やこれから先の未来に囚われて、「どうしたら、これまでの自分よりもっと良く出来るんだろう」とばかり考えていても、なかなか上手くいきません。今の自分を大事にしていていない、つまり、自分を見ていない、自分をないがしろにしている状態なので、分かりやすく記憶に残りやすいはっきりとした自分を想定して、「そうなるにはどうすればよいか」ばかり考えてしまって、逆に、ダメだったこれまでの自分、これから先ちゃんとした自分になれない事に残念に思ってしまって、不安感や焦燥感、ネガティブな感情を抱いてしまいます。デフォルトで、ネガティブなバイアスがかかってしまいます。

 

心理学では、自分をRemembering SelfとExperiencing Selfとに分けて、経験する自分を大事にする事の重要性を言っています。

 

なので、「今ここ」の一瞬一瞬を大事にして、ちゃんと今いる自分、今ここにいる自分に気付いて、大事にしていく気持ちが出発点になると思っています。

 

自分を大事にするというのは、今までの自分をダメだと否定して自分をマイナスの地点に置くのではなく、今の自分を「ゼロ」の地点に置く事だと思います。

 

今までの自分を認めて、受け入れて、今の自分をよく見ていくと、今の自分が所有しているもの、身につけてきたものに気付きますから、それらを大事にする気持ちが出てきます。それが自分を愛する気持ちなのではないかと思います。

 

今の自分をないがしろにしていると、自分がいつもマイナスで、ゼロに持っていく為にハイジャンプしないといけなくなっていて、追い込まれていて、それはどうしたらよいかと悩み、どうしてよいか分からずに途方に暮れてしまう状態になります。それは、基準が自分以外のものになっていて、それと比較して、いつも足りない状態と感じてしまっているからだと思います。

 

「今ここ」を大事にして、自分を大事にしていくと、いつも足りない、不足の状態ではなく、それなりに足りている自分に気付けます。「足るを知る」とはそういう事だと思います。今の自分は満足できる状態にある事を認識する事です。そう認識できると、いつも足りないマイナスの自分から、すでに満ち足りているゼロの自分になれます。

 

ゼロの自分になれれば、自然と自分のやりたい事をやり始めるんだと思います。他の何者かになろうとするのではなく、ただ自然に任せて、自分がただ気持ちの赴くままに何かをやるんだと思います。

 

「今ここ」、「自分」を大事にせず、周りの事、世の中の事ばかりに目が行って、振り回されていると、現代は容易に自分を見失って自分をないがしろにしてしまいます。なので、自分はすでに足りているという事に気付いて、マイナスの自分からゼロの自分になって、その状態から始めるのが良いと思います。自然と良い方向に動いていくと思います。